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山中V12へ死角なし「最高の状態」 国技館で「相撲以上の盛り上がりを」

[ 2017年2月28日 13:42 ]

WBC世界バンタム級タイトルマッチの調印式を終えた山中(右)とカールソン
Photo By スポニチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦(3月2日、東京・両国国技館)、王者・山中慎介(34=帝拳)―同級6位カルロス・カールソン(26=メキシコ)の調印式と記者会見が28日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで開かれた。

 日本歴代単独2位となる12度目の防衛を狙う山中は「万全のサポートで最高の状態ができあがっている。ここ数日でまた一段階調子が上がったと思う。ファンに最高の試合を見せたい」と自信十分。両国開催についても触れ、「相撲が盛り上がっているが、相撲以上の盛り上がりを見せたいと強く思っている」とコメント。グローブチェックで試合で使用するグローブを選んだ後、「日本のグローブは凄い。違いがなくて、正直どっちのグローブでもよかった。当日はいつものグローブでカールソンをKOして、日本のみんなに喜んでもらおうと思う」と話した。

 また、世界初挑戦のカールソンは「大きなチャンスに恵まれたのでうれしい。素敵な国で試合ができる」と感謝。調整はうまくいっているようで「戦う準備はできている。これは日本とメキシコの戦争。勇敢さとパンチがあるところを見てもらいたい」と話した。「(地元の)ティファナにベルトを持ち帰るためにここにいる」と話すと、山中も「このベルトはまた(東京都)中野区の自宅に戻ると思う」とやり返し、笑いを誘った。

 なお、グローブは日本製8オンスで、色は山中が黒、カールソンが青。オフィシャルはレフェリーがイアン・ジョン・ルイス氏(英国)、ジャッジがリチャード・フラハーティ(米国)、クレイグ・メトカーフ(カナダ)、バリー・リンデマン(米国)の3氏。

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2017年2月28日のニュース