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黒田雅之 フライ級暫定王座決定戦に判定勝ち 日本2階級制覇

[ 2017年2月28日 22:17 ]

日本フライ級暫定王者となった黒田雅之(中)
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 ボクシングの日本フライ級暫定王座決定戦は28日、東京・後楽園ホールで行われ、同級2位の黒田雅之(30=川崎新田)が同級1位のユータ松尾(27=ワールドスポーツ)に3―0で判定勝ちし、暫定王座を獲得するとともにライトフライ級と合わせて日本2階級制覇を達成した。黒田は36戦26勝(15KO)7敗3分け、松尾は16戦12勝(6KO)3敗1分け。

 突進力のある松尾を黒田が迎え撃ち、試合は序盤から打撃戦の展開。手数、クリーンヒットで勝った黒田が5回終了後の公開採点では2―0とリードした。黒田はその後も打ち合いに応じ、10回にはボディーで松尾が後退する場面も。採点は96―94、97―94、97―93でジャッジ全員が黒田を支持した。

 フライ級王座を3度目の挑戦で獲得した黒田は「相手はフィジカルが強いので下手に下がれないと思った。サイドに回るのが理想だが、こちらも行くしかないと思った」と展開を説明した。終盤は狙っていたボディーを「嫌がっていたという感覚があった」中での判定勝ち。控え室では負傷休養中の正規王者・粉川拓也(宮田)から祝福された。今後、昨年挑んで敗れている粉川と王座統一戦を行う予定で「前回は消極的すぎた。相手が嫌がるようなことをやっていきたい。自分の土俵に持っていって、攻めながら嫌がることをしたい」とリベンジを誓った。

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2017年2月28日のニュース