阪神・嶋村麟士朗「緊張で足が震えていた」 夢舞台でプロ初タイムリー!藤川監督の起用に応え貴重な一打

[ 2026年5月11日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神3―0DeNA ( 2026年5月10日    甲子園 )

<神・D(8)> 7回、適時二塁打を放つ嶋村 (撮影・亀井 直樹)
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 128の背番号で「甲子園の舞台で早く活躍したい」と目を輝かせたのは、24年12月の入団会見だった。あれから2年。背中の数字を「85」に変えた阪神・嶋村が目標をかなえた。7回1死二塁。代打で、宮城の151キロを中前にはじき返した。二塁走者の梅野を迎え入れ、プロ初適時打初打点。3点差に広げる貴重な1本に、4万2597人のスタンドが沸き返った。

 「与えられた1打席1打席で結果を出せば、首脳陣が次も使ってくれる一番の要因になると思う。そのために自分も毎日考えながら練習しているので」

 支配下に昇格してまだ2カ月の身。結果に飢える一方で、「自分のスイングをすることだけを考えた。ランナーが二塁だからというのを考えないようにした」とメンタル面をコントロールしていた。1―2と追い込まれてから、3球ファウルで粘った対応力が陰の勝因。通算762本塁打を誇るボンズら、大リーグの強打者を動画で研究してたどり着いた独特の深い前傾姿勢から、快音を響かせた。

 この一打が、本塁打や犠飛でしか得点できていなかったチームに、5試合51イニングぶりの適時打をもたらした。コンディション不良でスタメンを外れた大山ではなく、代打で自分を指名してくれた高知商の先輩・藤川監督の起用にも応えた。

 ヒーローインタビューでは「緊張で足がプルプル震えていた」と初々しく笑った。その隣には推定年俸2億5000万円の才木、4億5000万円の佐藤輝が並んだ。420万円からの立身出世物語が幕を開けた。(倉世古 洋平)

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