阪神・才木浩人 令和のドクターKだ!12球団トップの奪三振率12・51、プロ野球記録塗り替える勢い

[ 2026年5月11日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神3―0DeNA ( 2026年5月10日    甲子園 )

<神・D(8)>お立ち台でカーネーションを手に笑顔を見せる(左から)佐藤輝、嶋村、才木(撮影・北條 貴史)
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 猛虎に「令和のドクターK」出現だ。先発の阪神・才木は、7回3安打無失点、10奪三振とDeNA打線を圧倒。高橋に並ぶチームトップタイ4勝目を挙げた。

 「真っすぐで行きながら、フォークで三振を取って、というピッチングができたので、良かったと思います」

 初回のピンチを切り抜け、波に乗った。安打と四球で2死一、二塁とされるも、山本を155キロ直球で見逃し三振。2回以降はスライダーやカーブなど変化球を丁寧に織り交ぜ、二塁すら踏ませなかった。「初回を0で行けたのはすごくデカかった」と汗を拭った。

 今季7試合目で、早くもキャリアハイに並ぶシーズン3度目の2桁奪三振をマーク。12球団トップの奪三振率12・51は、19年千賀滉大(ソフトバンク)が記録した11・33を超える驚異的なペースだ。

 技ありの“一打”で決勝点も挙げた。0―0の5回1死一、三塁では2度のバント失敗後、一塁側へ絶妙なセーフティースクイズを決め「うまくいきました」と目を細めた。チームの開幕36試合連続得点は、86年以来40年ぶり2度目。歴代単独2位の記録となった。

 「母の日」の一戦で最高のプレゼントを贈った。この日も母・久子さんはスタンドから観戦。「毎回来てますけどね」と照れくさそうに笑いつつ、「こういう日にね、ちゃんと勝てるというのはすごく大きいかなと思う。勝ちっていうのはね、すごく喜んでくれると思うので、そういう意味では、すごく良かった」とホオを緩めた。

 価値ある勝利で、苦い記憶を消し去った。4月21日DeNA戦では、5回6失点KO。雪辱を期したマウンドで、奪三振ショーを演じてみせた。

 「5月に入ってから右肩上がりに上がってきてるので、しっかりこの調子でいけるようにしていきたい」

 本来の強さを取り戻した背番号35。この一勝も足掛かりに、白星を積み重ねていく。(山手 あかり)

 ○…才木(神)が7回無失点、10奪三振で4勝目。2桁奪三振は今季3度目で、早くも23年の自己最多に並んだ。9イニングあたりの奪三振数を示す「奪三振率」は12・51で、規定以上では19年にソフトバンク・千賀滉大(現メッツ)がマークしたプロ野球記録の11・33を上回っている。

 ○…5回にはスクイズ(犠打野選)で挙げた今季初打点が勝利打点に。球団投手の勝利打点は、24年5月19日のヤクルト戦で才木自身が押し出し四球で挙げて以来。

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