阪神 高橋遥人が導き出した術後13、14カ月の“法則”「26年はまだ良くなる。根拠もあるんで」

[ 2026年4月30日 13:00 ]

セ・リーグ   阪神2―0ヤクルト ( 2026年4月29日    神宮 )

<ヤ・神(5)>完封勝利の高橋(左)は伏見と喜び合う(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 阪神の高橋遥人投手(30)が完封で今季3勝目を挙げた。4月までに3完封は球団の先発左腕では史上初。プロ入り後、5度の手術を経験するなど度重なる故障に苦しんできた左腕だが、今季の開幕からの快投連発をある意味“予言”していたのが高橋本人だった。(取材・遠藤 礼)

 昨年11月のシーズン終了後、高橋とじっくり話をする機会があった。その年は24年11月に受けた左手首のプレート除去の手術から7月に復帰を果たして3勝(1敗)、防御率2・28と上々の数字をマーク。1年を振り返りながらも、視線と言葉ははっきり「26年」に向けられていたのが印象的だった。

 「手術してから状態が上がってくるのは月日が一番関係すると思ってるんですよ。(プレート除去して)今ちょうど1年ぐらいですか。昨年(24年)復帰したのが手術して10カ月ぐらい(24年4月)で、良くなったのが13、14カ月(24年7、8月)ぐらいなんです。だから良くなるのは14カ月ぐらい必要だなと思った。今回もまだ良くなるには時間が必要。今年も1軍で投げることはできましたけど、来年はもっと良くなると思ってる。まだまだ上がっていくのは自分でも分かるし、キャッチボールとか腕の可動域とか根拠もしっかりあるんです」。

 23年6月に左手首と左肩を手術して状態が良化したのは術後13~14カ月に当たる24年の7月からだった(8月に1軍昇格)。24年11月の手術から13、14カ月に当たるのは25年シーズンを飛び越して26年。良くなるだろう、なって欲しい、という希望的観測ではなく故障歴を重ねた左腕が導き出した裏付けのある“法則”だった。

 実際、2月の春季キャンプから停滞することなく自身初の開幕ローテ入りを果たし、先発陣をけん引。これまで登板間隔を空けることが多かったが、中6日で起用された4月12日の中日戦では123球を投げて完封して見せた。

 “遥人の法則”がぴったりと開幕から重なる26年シーズン。一体どんな数字、パフォーマンスを残すのか。背番号29がマウンドに上がる度に夢は膨らむ。

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2026年4月30日のニュース