中日・大野雄大“連敗ストッパー”の面目躍如 ベテランの熱投で球団90周年イヤーようやく“開幕”

[ 2026年4月3日 05:05 ]

セ・リーグ   中日2―1巨人 ( 2026年4月2日    バンテリンD )

<中・巨(3)>試合後の円陣でナインに声をかける大野(中)(撮影・椎名 航)
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 中日・大野は最後の打者を中飛に打ち取ると、左腕を突き上げた。1失点で、昨年7月12日の広島戦以来となる完投勝利。80年の球団ワーストに並ぶ開幕6連敗を阻止した。

 「まさか開幕5連敗で回ってくると思っていなかったので“ほんま頼むわ”って思いながら。チームの初勝利をと必死に投げました」。井上監督も開口一番「生きた心地せんで」と苦笑いした12球団で最後の今季初白星。マウンドでつくった勝利の輪で大野は指揮官からドラゴンズブルーの高崎だるまを首にかけられ「素晴らしいの一言」と称えられた。

 志願の続投だった。2―0の9回に失策が絡んで1点差に詰められたが、マウンドに来た山井投手コーチに「自分がいきます」と伝えた。1死三塁で泉口を145キロ直球で投ゴロ。相手に傾きかけた流れを引き戻した。

 昨季2連敗以上で迎えた先発試合は8度全て勝利した“連敗ストッパー”。これで通算98勝目だ。本拠バンテリンドームでは、歴代1位の69勝山本昌(中日)に次ぐ60勝目で、同球場の60勝以上は史上2人目。「ここで負けたら絶対にダメ。他の球場でもそうですが、ここでは、より一層勝たないといけない」と大野。37歳ベテラン左腕の111球の熱投で、球団創設90周年のメモリアルイヤーがようやく“開幕”した。 (湯澤 涼)

 ○…大野(中)が今季初登板を完投勝利。通算28度の完投勝利のうちシーズン初登板で決めたのは今回が初めて。通算98勝のうち本拠のバンテリンドームで60勝目。昨季6月27日の広島戦からは10試合で8連勝中。同球場の通算60勝以上は山本昌(中)の69勝に次いで2人目。

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