【馬淵史郎 我が道22】打者ビッグ3外しに賛否両論噴出 10日間で最大9試合というハードな日程

[ 2026年3月23日 07:00 ]

23年U-18W杯で投手陣の柱となった大阪桐蔭・前田
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 目標は世界一。23年(令5)のU―18W杯は8月31日から台湾で開幕。前回3位に終わった反省と経験をどう生かすか。明徳義塾と同じく守りを中心にした野球を基本にして、7回制、DH制に対応できるチームの編成に取り組んだ。

 W杯はかつての親善試合とは意味が全く違う。参加国は勝つために、時間も資金も投入して、チームをつくってくる。夏の甲子園で上位に入った学校を中心にしたオールスター的な編成では、真剣勝負の場では通用しない。チームとして適材適所の選手をピックアップすることに主眼を置いた。各地を担当する選考委員にも、自分の考え方をしっかり伝えた。こうしてできたのが23年のチームだ。

監 督 馬淵 史郎(明徳義塾監督)
ヘッド 岩井  隆(花咲徳栄監督)
コーチ 小坂 将商(智弁学園監督)
    比嘉 公也(沖縄尚学監督)
投 手 武田 陸玖(山形中央)
    高橋 煌稀(仙台育英)
    木村 優人(霞ケ浦)
    安田虎汰郎(日大三)
    矢野 海翔(大垣日大)
    中山 優月(智弁学園)
    前田 悠伍(大阪桐蔭)
    森  煌誠(徳島商)
    東恩納 蒼(沖縄尚学)
捕 手 尾形 樹人(仙台育英)
    新妻 恭介(浜松開誠館)
    寺地 隆成(明徳義塾)
内野手 山田 脩也(仙台育英)
    高中 一樹(聖光学院)
    緒方  漣(横浜)
    森田 大翔(履正社)
    小林 隼翔(広陵)
外野手 橋本 航河(仙台育英)
    丸田 湊斗(慶応)
    知花慎之助(沖縄尚学)

 前回の経験から、日本が勝機を見いだすためには、投手を中心とした守り、そして走力を最大限生かした緻密な野球の実践にあると判断した。だが、発表すると、賛否両論が噴出した。特にこの年の打者ビッグ3として注目された佐々木麟太郎(花巻東)、真鍋慧(広陵)、佐倉(人ベンに峡の旧字体のツクリ)史朗(九州国際大付)を外したことに関しては、打力不足ではという声も届いた。20人という選手枠で、10日間で最大9試合というハードな日程を乗り切るためには、まず投手が必要。球数制限もあるからなおさらだ。連戦も考えて、投手9人、捕手3人を選ぶと、これで12人。残り8人で内野と外野、そしてDHをまかなう必要がある。

 だからこそ、捕手を含めて、野手は複数ポジションを守る能力が必要。そして監督として重視した動ける選手、走力がある選手を優先した。賛否の否の声に対しては、結果で応えるしかない。「全国の野球部員を代表して戦うという誇りをもって臨む」という決意とともに台湾入りした。社会人の阿部企業監督時代から縁のある場所だった。

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