Wソックス・村上 若手の多いチーム「リーダー」の自覚 WBC出場迷いなし「日の丸への憧れ強い」
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【単独インタビュー】ヤクルトからポスティングシステムを利用してホワイトソックスに移籍した村上宗隆内野手(26)が24日(日本時間25日)、本紙の単独インタビューに応じた。初めての米キャンプで順調な調整を続ける主砲。チームメートと積極的にコミュニケーションを図り、早くもチームの中心的な存在感を放つ。メジャー1年目で挑むWBCへの思いなどを語った。(聞き手・青森 正宣)
――渡米して2週間がたった。
「日々いろんなことを学びながら、充実した日々が過ごせています」
――オープン戦3試合に出場して10打数4安打の打率・400と順調な仕上がり。
「試合勘はだいぶ戻ってきているし、ピッチクロックの中でもしっかり自分の間で打席に立てている。ボールも見えている。ボールはボールと思って見逃せています」
――このオフから練習では水色のフラットバットと緑のバレルバットを導入した。
「元々器具を使えるものは使いたいと思っていた。(オフに共に練習したソフトバンクの)近藤さんを含めていろんな人に相談して、使ってみたら感覚的にも良かったので」
――キャンプでは連日、アーリーワークで一塁の守備練習をしている。
「だいぶ慣れてきてはいるけれど、段階を踏んでやっていくしかない。そこの課題をしっかりつぶしていくことが僕のやるべき仕事。しっかり守れるように上達していければ」
――米国の食事は?
「元々あまり好き嫌いとかないし、ついてきてもらっているシェフの方がおいしい料理を作ってくださるので、凄くありがたいです」
――チームメートと英語で積極的に会話する姿が目立つ。
「通訳さんに聞いたり、いろんな人と話す中で気になったワードを自分で調べたり、頑張っていろんな単語を覚えようとはしてます。みんな話しかけてくれたり、日本語を教えてくれって言ってくれたり。チェース(・マイドロス)には“もう一丁”の日本語を教えました。僕の拙い英語も聞こうとしてくれて、凄くやりやすい環境をつくってくれて、本当にありがたいです」
――ホワイトソックスは有望株が多い若いチーム。雰囲気は?
「まだオープン戦なので、ガッと一丸となって試合をするのはまだないけれど、みんな一人一人が課題に向き合っていて、凄くいい雰囲気でやれているなと思います」
――チームの中で自分の立場をどう理解しているか?
「年齢的に同い年くらいが多いけれど、年俸は僕が一番もらっているので、チームを引っ張っていく存在になっていかなきゃいけない。ただ、みんながそういう気持ちになることが一番大事。誰かがリーダーになるじゃなく、いろんな意見がいろんなところから飛ぶことがチームにとって一番大切。言葉が通じないからといって、そこで一歩引くより、ちゃんと自分もリーダー意識をもってやりたいという気持ちです」
――メジャー1年目でのWBC出場。決断にちゅうちょするところはなかったか?
「出ないという選択肢はなかったです。自分の中で日の丸を背負うチャンスがあるならば、僕は常に背負っていきたい。中学、高校と日の丸をつけてプレーするチャンスが何度かあったけれど、背負うことができなかった。その悔しさが原動力にもなったし、日の丸への憧れは強いです」
――井端監督からはどんな言葉で打診されたのか?
「昨年末くらいに“力を貸してくれ”と。“僕にできることがあれば何でもします”と返事させてもらいました」
――主軸としてWBC連覇への期待がかかる。
「前回大会の経験は大きいし、他にも経験している方がいらっしゃる。僕は途中から合流するけれど、後れを取らないようにして、より一層、強いチームジャパンをつくり上げられるように貢献したい。勝ちに直結するようなプレーができれば一番です」
≪栗山氏と再会喜び≫村上はこの日、侍ジャパン前監督の栗山英樹氏の訪問を受けた。前回23年のWBCで指揮官と主砲の関係で世界一を達成。グレンデールのキャンプ地で再会を果たすと、笑顔でグータッチを交わした。「久々に顔を見られてお話ができたので、うれしかった」と再会を喜んだ。オープン戦には出場せず、打撃練習など軽めのメニューで調整した。
≪寄付プロジェクト兼ブランドを設立≫村上は21日に寄付プロジェクト兼ブランド「Beve」を設立。16年の熊本地震で被災した熊本城復旧のために寄付するなど社会貢献活動を行ってきたが、寄付を身近に感じてもらうために立ち上げた。第1弾として日本小児がん研究グループと連携し、寄付ページへアクセスできるQRコード付きTシャツを発売。「今後、もっといろんなところに広がって、つながっていければ」と他団体とも提携し、支援の輪を拡大させていく。
【後記】2週間の米キャンプ取材中、村上が自らチームメートに話しかけて、笑いを誘う場面が何度もあった。「僕の拙い英語も聞こうとしてくれて…」と謙遜するが、すっかり人気者だ。
二塁手のマイドロスが「彼は英語をかなり理解している。僕の方が日本語を覚えたいくらい」と言えば、三塁手のバルガスも「面白くて冗談も言う。シーズンが終わる頃には英語もスペイン語も相当話せるようになると思う」とお墨付きだ。
「ときどきテキストも送り合っている」と話すのは遊撃手のモンゴメリー。ヤクルト時代からオスナら外国人選手と積極的にコミュニケーション。よく食事にも出かけていた。新天地でも心配なさそうだ。(21~23年ヤクルト担当・青森 正宣)
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