MLBが一・三塁コーチの「位置取り」を徹底管理 コーチボックスを厳格化 投手の握り盗み見対策

[ 2026年2月13日 12:33 ]

MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナー(AP)
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 大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッド・コミッショナーが12日(日本時間13日)、2026年シーズンに向けたルール運用の変更を決定した。一、三塁コーチに対し、グラウンド上にペイントされたコーチボックスの枠内にとどまることを、より厳格に求める方針を決定。スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」が報じた。

 MLBによると、2025年シーズンを通じて、一、三塁コーチが投手のグラブ内の握りを盗み見ようとしているとの指摘が相次いだ。より良い視角を得るため、コーチがファウルゾーン内の指定ボックスから外れ、外野方向へ移動したり、本塁側へ近づいたりするケースが目立っていた。こうした行為により、コーチが打者に「次に来る球種」を伝えられる可能性が生じていた。

 実際、リーグは昨年のワールドシリーズ第7戦を前に、ドジャースとブルージェイズの両チームに対し、コーチを適切な位置にとどめるよう要請していた。ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督はキャンプ地で、今回の措置について「目的は、全員を同じ場所にそろえること。その場所から優位性を見つけるのであれば問題ありません。しかし、ライン際をうろついたり、審判に話しかけたり、別の角度から何かをのぞき込んだりする行為は避けたい。それが今回の狙いです」と説明している。

 もちろん、相手チームのコーチや選手が投手の動作を観察し、次に投げる球種を推測する行為自体は違反ではない。いわゆる「ピッチ・ティッピング(投球の癖の見抜き)」は、合法で一般的な行為とされている。新たな運用では、ボックスを離れ、違反したコーチに対して審判はまず警告を与え、改善されない場合は退場を命じることができる。

 ただし、ファウルボールや折れたバットが飛来するなど、安全上の理由がある場合は、コーチがボックスから外れることを認められる。なお、この規定自体は以前から存在しており、投手が投手板に足をつけてから、ボールがインプレーになるか捕手に捕られるまでの間、コーチは原則としてボックス外に出てはならない。今回の措置は、その運用をより厳格に徹底するものとなる。

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