【惜別球人】西武・松原 ジャイアンツアカデミーコーチで再出発 決断に「後悔はない」

[ 2025年12月26日 05:30 ]

西武・松原聖弥
Photo By スポニチ

 10月のドラフト会議では将来の球界を担う若手選手たちが指名を受けてプロの門を叩いた。一方で、多くの選手が今季限りでの引退や、他球団への移籍など新たな人生をスタートさせることになった。今年まで所属したチームから去りゆく選手を2回に分けて紹介する、年末恒例の「惜別球人」。西武は松原聖弥外野手(30)。

 野球小僧のまま走り抜けた。松原は「最高の野球人生だった。一回も野球をやめたいとか嫌とか思わなかった。良いときも悪いときも変わらないぐらい楽しかった」とスッキリとした表情を見せた。

 16年巨人育成ドラフト5位。育成練習で増田大や現楽天の田中貴の動きを見て「これは厳しいな…」と衝撃を受け「3年ぐらい野球できれば…」と思ったという。1年目は2軍でも7試合で無安打。だが、焦らず目の前のことに集中した取り組みが実を結び、2年目には支配下契約を勝ち取った。

 21年には135試合に出場し、育成出身で球団初の規定打席に到達。育成ドラフト出身では最多の12本塁打も記録した。「勢いだけでやれていたというか。毎日必死にやっていただけ」。同年オフには背番号9も背負ったが、その後は不振が続いた。24年6月にトレードで西武に移籍。1年半という短い時間にも「いろいろなことを経験できたし勉強になった」と感謝した。

 「ファンの方には本当に感謝している。もちろんもっと活躍する姿は見せたかった」と振り返るも「後悔はない。だって野球が好きで楽しかったから」と胸を張った。ジャイアンツアカデミーのコーチとして再出発をする。立場が変わっても変わらない笑顔で、子供たちに野球の楽しさを伝えていく。 (小野寺 大)

 ◇松原 聖弥(まつばら・せいや)1995年(平7)1月26日生まれ、大阪府出身の30歳。仙台育英から明星大を経て16年育成ドラフト5位で巨人入り。21年に育成ドラフト出身最多記録の12本塁打。24年途中にトレードで西武に移籍。1メートル73、78キロ。右投げ左打ち。

「西武」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年12月26日のニュース