巨人・岸田新主将は我慢強い男 新たな重責も力に変える

[ 2025年12月24日 08:00 ]

巨人・岸田
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 2年ぶりに主将制を復活させる巨人の新主将に、岸田行倫捕手(29)が就任した。レギュラーが確約されていない立場での、阿部監督からの指名。ソフトバンクからFAで加入し、来季が巨人2年目となる甲斐や小林、大城、山瀬といった捕手陣の中で、スタメンマスクを勝ち取らなければならないが、この重責も力に変えられると思っている。

 周囲に流されることなく、我慢強く自身を磨いてきた。「ほとんどがうまくいかない難しい世界。自分への腹立たしさもありながら、“我慢強く”と言い聞かせてやってきた」とこれまでを振り返る。24年は自己最多の88試合に出場し、チームの4年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。盗塁阻止率・475はリーグトップを記録した。それでも、今季は甲斐の加入により「第2捕手」から始まった。

 正捕手獲りへの勝負の年に、実績のあるライバルの加入。岸田の取り組みに注目すると、良い意味で自然体だった。「意識してもどうにもならない。やることやるのは変わらないし“なるようにしかならない”ですよ」。豊富な練習量と入念な準備を怠らず「最初から控えでいいなんて思ってない。だからこそ、いつ出番が来ても、そこで自分の力を出せるように。それこそ“我慢強く”ですね」。その言葉通り、スタメンマスクをかぶった試合で着実に結果を残すと、最終的には87試合に出場した。打率・293、8本塁打と打線でも欠かせない存在になった。

 チームでは阿部監督以来となる捕手での主将。このオフも川崎市のジャイアンツ球場で汗を流している29歳に気負いは感じられない。「変えることなんて何もないです。練習あるのみ」と黙々とバットを振っている。「グラウンドでいいプレーをすることももちろん大事。1試合でも多く試合に出られるように」と岸田。どんな時でも我慢強く準備する男の来季が楽しみだ。(記者コラム・小野寺 大)

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