【筑後鷹】山下恭吾「遊撃手で勝負したい」 今宮健太からの「もっとできる」を励みに

[ 2025年12月23日 06:00 ]

素振りをするソフトバンクの山下(撮影・昼間 里紗)
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 ソフトバンクの育成選手、山下恭吾内野手(21)は今宮健太内野手(34)に憧れている。幼少期から輝いて見えたというスターと今年一緒に練習する機会があり「もっとできる」と激励を受けた。課題は攻守ともにスピードの向上。現在はベースとなるフィジカル面の強化により一層、励んでいる。来季4年目の支配下登録を目指し、着実に前へと進んでいく。

 「やった分だけうまくなるから守備が好き。最終的には遊撃手で勝負したい」。山下はそう言って笑顔を輝かせた。3年目の今季は2軍戦に自身最多となる30試合出場。来季の支配下登録を目指して、打撃も守備も高い熱量を注いで練習している。

 常に意識していることがある。それは「野球は頭でやるスポーツ」。中学時代の監督に言われ、今でも大切にしている。「一連の流れを頭で理解していないと再現できない」と考え、練習では考えながら動き、試合では常にさまざまな可能性を想定しながらプレーしている。その結果として緊迫した場面でも冷静にプレーができるという。

 現在の課題は攻守ともにスピードだ。来年1月に筑後ファーム施設で行う自主トレでは特別メニューを組んでもらい、測定器などを用いてスピードアップにつなげていく。秋季練習では先を見据えてフィジカル面の強化に力を入れた。現時点では「まだスピードにつなげられていない」と自己分析し、目標を実現するために計画的に進めていく。

 幼少期から一番の憧れは今宮。大先輩の筑後でのリハビリ中に守備について話す機会に恵まれた。打球への入り方を聞いた時に逆質問された。「(打者が)打った瞬間に予想して動いていると答えたら“俺も同じ”と。間違っていなかったんだなと思えた」

 ただ、球団公式サイトにある“これまでファンになった選手”の欄には答えがない。もちろん今宮の顔が浮かんだが「本人に見られるのも恥ずかしいので…」と話してはにかんだ。それほど好きな今宮から「もっとできるからやってみろ」と愛のある言葉を受け、モチベーションはより一層高まった。

 今季は2軍戦に30試合出場し、打率・321を残した。「その時々を大事にする、無駄にしない気持ち」が導いた結果だという。第一目標である支配下登録に向けて、後悔がないよう努力を積み重ねていく。 (昼間 里紗)

 ◇山下 恭吾(やました・きょうご)2004年(平16)7月7日生まれ、福岡県出身の21歳。福岡大大濠で2年春の選抜に出場し、3試合で13打数4安打の成績を残し、ベスト8進出に貢献。22年育成ドラフト2位でソフトバンクに入団。背番号159。ニックネームは「やまちゃん」。1メートル75、78キロ。右投げ右打ち。

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