ドジャース・大谷 デコピン主役の絵本2月発売 収益は全て慈善団体に寄付

[ 2025年12月20日 01:30 ]

絵本「デコピンのとくべつないちにち」の表紙
Photo By 提供写真

 児童書を中心とした書籍を出版するポプラ社は19日、ドジャース大谷翔平投手(31)の愛犬デコピンの活躍を描いた絵本「デコピンのとくべつないちにち」を来年2月に発売すると発表した。大谷がマイケル・ブランク氏と共同著者として書き下ろした初の物語で、絵本による収益を全て慈善団体に寄付する。今オフはファミリー財団を設立し、社会貢献活動の場を広げている。

 大谷にとって23年9月に2度目の右肘手術を受けた直後に飼い始めた愛犬デコピンは、間近で支えてくれた家族そのものだ。

 そのデコピンの活躍を描いた絵本が、来年2月に全国の主要書店などで発売される。大谷はポプラ社を通じ「デコピンは数多くの大切な時間を、僕のそばで過ごしてくれています。デコピンが特別である理由を今回、物語を通して伝えることができてうれしいです」と喜びの声を届けた。

 24年に自身の人生を振り返る絵本に特別協力として携わったことはあるが、熱狂的な野球ファンでもあるマイケル・ブランク氏とともに共同著者として名を連ねるのは初めて。物語はある開幕戦が舞台。始球式の大役を任されながら、家に忘れてきてしまったお気に入りの“ラッキーボール”を取りに帰って、球場まで戻ろうと奮闘するデコピンの姿が描かれている。

 24年8月にはデコピンによる“ストライク投球”の見事な始球式が話題を呼んだ。読者は3~7歳までの子供たちや家族から、“デコピンファン”までを想定。絵本による収益を全て慈善団体に寄付する。「この絵本が子供たちに喜びを与えることを願っています。また、動物愛護団体への支援により、より多くの犬が愛する家庭を見つけることを望んでいます」と大谷。ポプラ社もこの考えに賛同し、絵本の売り上げの一部を動物保護団体に寄付することも発表した。

 11月22日の「いい夫婦の日」に、子供や動物を支援する財団「SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION(大谷翔平ファミリー財団)」を設立したと発表した。その後のオンライン会見で「今まで個人でやってきた延長線上で、いろいろなところと連携しながら、いろいろなことができるのではないかなと思う」と語っていた。

 同書は米国でも「DECOY SAVES OPENING DAY(デコイが開幕戦を救う)」のタイトルで英語版が発売される。選手としてのスケールと同様に、慈善活動の幅もますます広がっていきそうだ。(柳原 直之)

 【大谷の主な慈善活動】

 ≪野球コロナ禍≫20年4月、NPO法人のクラウドファンディングに参加。医療従事者へのマスク供給へ寄付を呼びかけ、約1億5000万円を集めた。

 ≪野球がん闘病支援≫21年11月、約7万ドル(当時約1090万円)を、がんで闘病中の子供や家族を支援するカリフォルニア州の非営利団体に寄付。

 ≪野球子供用グラブ≫23年11月、日本全国の小学校約2万校に約6万個の子供用グラブ寄贈を発表。費用は約6億円。

 ≪野球能登半島地震≫24年1月、能登半島地震の被災地にドジャースと寄付を発表。球団が100万ドル(当時約1億5600万円)、大谷は個人で寄付(金額非公表)。

 ≪野球絵本≫24年3月、特別協力した初の絵本「野球しようぜ!大谷翔平ものがたり」発売。売り上げの一部を日本赤十字社に寄付。

 ≪野球ロサンゼルス山火事≫今年1月にロサンゼルスで発生した山火事の際、消防や被災者らに50万ドル(当時約7800万円)を寄付。

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