西武がヤンキース右腕・アラン・ウィナンズ獲得 今季3Aで“無双”12勝1敗 米挑戦・今井の代役に期待

[ 2025年12月19日 01:50 ]

アラン・ウィナンズ投手
Photo By ゲッティ=共同

 西武が、ヤンキースを自由契約となったアラン・ウィナンズ投手(30)を獲得することが18日、分かった。近日中に発表される。3Aで今季12勝1敗、防御率1・63と圧巻の成績を残した技巧派右腕。ポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す今井達也投手(27)に代わる活躍が期待され、移籍先の有力候補にも挙がっているヤ軍からの補強となった。

 西武が今オフの支配下外国人投手の補強第1弾として、ヤンキースから30歳右腕を獲得する。いずれもポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す今井と高橋が抜ける可能性がある中、先発投手の補強は急務だった。

 米国出身のウィナンズは、潜在能力が期待される右腕だ。18年ドラフト17巡目(全体500番目)でメッツ入り。23年にブレーブスでメジャーデビューしたが、メジャー通算は11試合で1勝5敗、防御率7・48だった。直球の平均球速も144キロ。ドラフト順位、大リーグ成績、そして球速では目を見張るものはないが、大きな可能性を秘めている。1メートル88、81キロと細身の体から、スイーパー、ツーシーム、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球を操る技巧派。マイナーでは149試合に登板し、32勝22敗、防御率2・70を残している。さらに今季3Aでは12勝1敗、防御率1・63をマークし、99回1/3を投げ105奪三振と平均球速の割に奪三振能力の高さを発揮。この日、ウィナンズの日本球界入りの可能性を報じた米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「制球力とマイナーでの輝かしい実績を考えるとNPBでもローテーションの座をつかむことは間違いない。かなりの活躍が期待できる」と評価した。

 西武は今オフ、3年連続Bクラスの5位からの立て直しへ、これまで打撃部門の補強に注力。DeNAから桑原、日本ハムから石井と球団史上初めて同一年に2人のFA補強に成功。台湾・統一から台湾代表の4番・林安可(リン・アンコー)も獲得した。野手強化を立て続けに行ってきたが、今井らが不在となる来季へ最大の懸案となっていた先発投手補強に成功した。

 しかも、ヤ軍は今井の移籍先として有力候補に挙がる球団。今オフ初めての支配下の外国人投手補強が、偶然にもヤ軍からとなった。注目される今井の移籍先決定を前に、西武が着々と来季へのチームづくりを整えている。

 《来季先発は隅田が核》来季の先発陣は、今季初の2桁勝利となる10勝を挙げた隅田が核。今井から自身初となる開幕投手の座を託され、春季キャンプに臨む。今季は初のセーブ王に輝いた平良も先発への再転向が決定。1年目の昨年、新人王も今季は左肘のケガなどで4勝に終わった武内の巻き返しにも期待がかかる。また、渡辺、与座、菅井、松本らの奮起が、先発の層を埋める鍵になる。

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