元木大介氏 3ボールからの4球目「待て」にイラっ! 原監督にアイコンタクトしてみると…

[ 2025年12月10日 16:45 ]

03年、オープン戦でソロ本塁打を放った巨人・元木大介(右)。奥は原辰徳監督
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 元巨人ヘッドコーチの元木大介氏(53)が7日に放送されたNHK BS「球辞苑~プロ野球が100倍楽しくなるキーワードたち~」(日曜後9・00)に出演。現役時代に打席からベンチの原辰徳監督と交わしたアイコンタクトと、その劇的な結果を明かした。

 今回のテーマは「スリーボールナッシング」。つまり、投手が初球からストライクが1球も入らず3ボールになること。オールドファンは「ノースリー」で覚えている人も多いかもしれない。

 3ボールになれば、攻撃側のベンチから四球狙いで打者に「待て」のサインが出ることもあるが、ストライクを置きにくる可能性もあるため打者があえて打ちにいくことも。「待て」のサインが出されなくても打者の判断で4球目を見送るなど対応は様々だ。

 かつて長嶋茂雄監督に「くせ者」と呼ばれた現役時代の元木氏。それは今から23年前の2002年4月、ヤクルト戦(神宮)のことだった。

 打席に入った元木のボールカウントは3ボール。原監督からの指示を受けて三塁コーチャーが出したサインは「待て」だった。

 だが、マウンドにいる左腕・藤井秀悟投手の癖が分かっていた元木。“打てる”と確信したため、打席で「打たせろよ!」とイラっとし、とっさにくるっとベンチを振り返って原監督に“打たせてください!”という顔をしてアイコンタクトを試みたという。

 すると、原監督はあごをクイっと動かして“行け”にサイン変更。直後の4球目を完璧に捉えた元木の打球は左翼スタンドに飛び込んだ。

 元木がダイヤモンドを一周してベンチに戻ると、最初に出迎えた原監督は目を大きく見開き、満面笑みを浮かべてグータッチに応じ、大喜び。

 だが、2人のアイコンタクトなど知らないため「サードコーチャーは“お前、何打ってんだよ”って思ってるんですよ。監督は“行け!”って。監督が打たせてくれたから打った。だから監督はグータッチで凄い喜んでくれたんですよ」と懐かしそうに振り返った。

 「多分、三塁コーチャーは“お前、何やってんだ”って。“結果は良かったけど、お前ふざけんなよ”って思ってるとは思います」という元木氏。

 「ホームラン狙いに行きました」と3ボールから狙って打った一発だったと明かした。

 元木氏は2005年限りで現役を引退。その後はタレント活動をしていたが、2019年から再登板となった原監督から直接オファーを受けてコーチとして巨人復帰。その後、ヘッドコーチも務め、原監督の勇退とともに2023年限りで退任した。
 

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