オリックス 元謙太と育成契約締結 「右鎖骨下静脈血栓症」で体感した死の境地から復活へ「恩返ししたい」

[ 2025年12月5日 13:00 ]

育成契約を結んだオリックス・元謙太
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 オリックスは5日、元謙太外野手(23)と来季の育成契約を締結することを発表した。背番号は「127」。

 元は今季高卒5年目で、キャリア最多の31試合に出場。だが8月末にチームを離脱し、腕の付け根から肩のあたりを走る静脈に血の塊ができる「右鎖骨下静脈血栓症」と診断を受けた。10月2日には来季の支配下契約を結ばないことが発表されていた。

 この日、元は大阪・舞洲の球団施設で300万円アップの1000万円で契約を更改。「なかなか他球団ではないことだと。プレーだったり、練習の姿勢であったりをすごく評価していただいて、アップの提示にさせてもらうって話をされた。評価していただいていることを肝に銘じたい」と育成契約ながら異例の昇給に感謝した。

 病状については「最初は大胸筋の肉離れだと思っていた。整形(外科)の先生が(血栓を)見つけてくれて、すぐ救急車で神戸医大に運ばれて。(血栓が)脳に飛ぶ人もいれば、心臓にそのまま飛ぶ人もいるらしいんですけど、自分は静脈なんでそのまま心臓だったみたいで。野球できるのかなって不安もあったし、本当に死んじゃうのかなとか」と、当時を回想した。

 幸いにも回復は予定よりも早く進み、12月中旬の検査次第では現在行っている投薬をやめられる状況に。「頭にボールが当たっちゃうと、死に直結するようなものなので」とマシン打撃でもヘルメットを着用するなど、細心の注意を払いながらリハビリに取り組んでいる。

 「来年の(春季)キャンプ終わりには支配下になっている想像をしている。その想像を実現できるように、球団にも恩返ししたい。事例が少ない分、自分がもう一回1軍に復帰して。職業的にもやっぱり見られる職業なので。どうせならやっぱり自分を見てもらって、プラスに考えられるようになってほしい」。病から必ず立ち直り、1軍で躍動する決意を口にした。

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