阪神 若林忠志賞に佐藤輝明 子どもたちに夢を与える活動評価「もっともっと活動を続けていきたい」

[ 2025年11月25日 05:15 ]

野球教室で子供たちと触れ合う佐藤輝 (24年12月21日)
Photo By スポニチ

 阪神は24日、チーム内で社会貢献活動やファンサービスに取り組んだ選手をたたえる若林忠志賞に佐藤輝明内野手(26)を選んだと発表した。2023年から小児がん患者の支援団体へ公式戦1本塁打につき10万円の寄付を行い、入団前から地元西宮市で少年野球教室を開催。子どもたちに夢を与える活動が評価された。27日の球団納会で表彰される。

 佐藤輝が寄付を行っているのは小児がん患者の支援団体、公益財団法人ゴールドリボン・ネットワーク(東京都豊島区)で、公式戦本塁打1本につき10万円を贈っている。本塁打王となった今季は40本を放ち400万円となる。23年に活動を始め、3年で総額800万円にのぼる。

 また、阪神入団が決まった2020年12月から出身の少年野球チーム、甲東ブルーサンダースで野球教室を実施。22年の佐藤輝明後援会発足後は西宮地域の8チームに拡大した。

 球団では授賞理由として「子どもたちに夢を与える活動を継続的に行っている。野球振興・社会貢献活動に取り組む姿勢はプロ野球選手の模範として良き手本」としている。

 受賞を聞いた佐藤輝は「選んでいただいて光栄です。もっともっと活動を続けていきたい」と、活動の幅を広げる考えでいる。

 昨年12月にゴールドリボン・ネットワークから感謝状を受けた際には次のコメントを残していた。「僕もたくさんの方の支えがあって野球ができている。何かしらの形で返していけたらとの思いでいます。この活動をモチベーションにし、結果を出していけるよう頑張ります」

 今年9月6日、甲子園球場でのファーストピッチセレモニーに小児がん患者の少年2人を招待した。投球後に佐藤輝が出迎え「がんばってね」と励まし、サインボールをプレゼントしている。その広島戦では同点打に邪飛好捕の美技でマジックナンバーを1に減らす活躍をしていた。

 無類の子ども好きだったベーブ・ルースは病床の少年に約束して本塁打を放つなど、大リーグ史上初の60本塁打を放った。今季40発を放った佐藤輝も来季は50発の大台が期待される。多くの者を幸せにする夢のアーチである。子どもたちの笑顔が発奮材料となるだろう。 (内田 雅也)

 ▽若林忠志賞  阪神が社会貢献・慈善活動やファンサービスに継続的に取り組み、優れた見識を持つ自チームの選手を表彰する制度。2011年7月創設。球団創設時から活躍し、グラウンド外の活動でプロ野球選手の模範となった元投手・監督、若林忠志氏(1908―65年)の功績をたたえ命名した。毎年オフ、選手1人を表彰、記念の盾と賞金100万円、活動資金100万円を贈る。

≪若林忠志氏次女も佐藤輝の受賞を喜ぶ≫

 ○…若林忠志氏(故人)の次女で仙台市に暮らす柿崎靖子さん(84)が佐藤輝の受賞を喜んだ。今年9月、同じ宮城県に住む佐藤輝の祖母・美智恵さん(86)と会う機会があり、「受賞を喜んでくださるでしょう」と話した。佐藤輝は本紙の優勝手記で昨年9月に他界した祖父・勲さんについて「じいちゃんが応援してくれているから、いい線(成績)いっているのかな」と祖母と話したと記している。

続きを表示

この記事のフォト

「阪神」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年11月25日のニュース