広島・森翔平 秋季キャンプ初ブルペンで熱投218球 「エースになれんぞ」黒田氏からのハッパに燃えた

[ 2025年11月3日 05:45 ]

広島・森
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 広島・森翔平投手(27)が2日、秋季キャンプ2日目に初めてブルペン入りして熱投を披露した。黒田博樹球団アドバイザー(50)、藤井彰人ヘッドコーチ(49)らが見守る中で218球。初の規定投球回到達を来季の目標に掲げる左腕は、今秋はとことん投げ込んで土台構築に励む。

 気温20度でも、肌寒さを感じる天福球場のブルペン。そこで森が1時間に及ぶ投球練習を敢行した。218球を投げ終えると、大粒の汗を拭った。

 「(投げ込むにつれ)下半身が張って、全身が疲れてきた。200球近くなってから自分が持っている体の動きができなかったりするので、疲れてきてからもできるようにと思った。今から、いい体の状態をつくって、一年間戦える体が大事かなと思う」

 球数が150球を超えると、さすがに疲れの色も見え始め、見守っていた黒田アドバイザーからは「そんなんじゃエースになれんぞ」とハッパをかけられた。藤井ヘッドコーチからも「6回で交代だな」と声が飛び、尻に火がついた。黒田アドバイザーからの「疲れてからも出力を上げて」という助言を胸に、最後まで上半身に頼らず、下半身の粘りを意識して投げ込んだ。

 投げ込みの秋にする。例年の秋は、ブルペン入りの頻度を増やすことはあっても、1度に200球以上投げるケースは「覚えていない」と言う。そんな27歳左腕が、スタミナ強化に注力する明確な理由がある。今季は自己最多の23試合に先発して7勝8敗、防御率3・55の成績を残した半面、投球回は132で規定投球回には11イニング足りなかった。1試合平均では5・7回と、6回に満たない。初の規定投球回到達を目指す来季に向けて土台を築く。

 「(長いイニングを投げれば)信頼を得ることにもつながりますし、規定投球回にも近づくと思う。長いイニングを投げたい気持ちがある。(今後も200球以上は)あるかもしれない」

 今キャンプでは直球の精度向上もテーマに設定。投げ込んで直球を磨き、スタミナも培う。飛躍への道筋は、くっきり見えている。(長谷川 凡記)

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