ドジャース・大谷 開幕からフル稼働できる勝負の2026年 サイ・ヤング賞のライバルは山本由伸?

[ 2025年11月3日 02:30 ]

ワールドシリーズ第7戦    ドジャース5―4ブルージェイズ  ( 2025年11月1日    トロント )

ドジャース・大谷
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 【ヤナギタイムズ】ドジャースの大谷翔平投手(31)は、来季開幕から本格的な投手復帰を迎える。MLB担当・柳原直之記者(40)のコラム「ヤナギタイムズ」で、二刀流の現在地と未来を考察した。

 大谷にとってサイ・ヤング賞など個人タイトルが狙えるほどの本格的な投手復帰、そして勝負の年は26年になる。6月に投手復帰した今季はイニング数や球数が制限され、レギュラーシーズンは14試合、47回を投げて1勝1敗、防御率2.87だった。

 全ては「10月の野球」で制限なく投げるため。PSでは4試合、20回1/3で2勝1敗、防御率4.43。投手として初めて挑んだWSでは第4戦で93球、6回0/3を投げ、中3日で第7戦の先発を務めるまでに状態が戻った。

 右肘手術について大谷は昨年12月に「現実的に見れば、やはり2回目くらいまでが投手としては理想」と語っていた。来年7月に32歳を迎える。もうケガはできない。WS第3戦の延長11回の走塁時に右脚のけいれんを発症しながら出場を続け、さらに翌日の第4戦に先発登板。下半身をかばって投げて肩肘に負担がかからないか、番記者としては気が気ではなかった。

 一方、先日には規定投球回に唯一達した22年でさえ「どこか思い通りにいかないなという違和感がありながら投げたりしている時期もあった」とも語り、現状には「今はそういうことはなく、本当に自分のやりたいように体がついてきている」と語るなど、投手・大谷の天井はまだ見えないから末恐ろしい。

 イチロー氏は19年3月の現役引退会見で大谷について「投手として20勝するシーズンがあって、その翌年に50本打ってMVPを獲ったら化け物ですよ。サイ・ヤング賞の翌年には本塁打王。そんな可能性ある選手、この先に出てきますか?」などと話していた。

 その「化け物」は昨季54本塁打、今季は自己最多55本塁打。3年連続4度目のリーグMVP受賞も確実だ。来季は開幕から投手・大谷がフル稼働する。20勝、そしてサイ・ヤング賞――。最大のライバルは、大谷が「世界一の投手」と話す山本かもしれない。

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