ソフトバンク・野村勇 食らいついた延長11回決勝弾!「どうなってんねんという感じ」守りでも美技連発

[ 2025年10月31日 01:05 ]

SMBC日本シリーズ2025 第5戦   ソフトバンク3―2阪神 ( 2025年10月30日    甲子園 )

<神・ソ>延長11回、野村は勝ち越しソロを放ち、笑顔(撮影・椎名 航)
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 必死に食らいついた。それが日本一への道を切り開いた。2―2の延長11回先頭で村上から右翼席へ決勝ソロ。兵庫県出身の28歳、野村の頭の中は関西弁がぐるぐる巡った。

 「僕も何が起こったか分からないです。いったやろーと思って、そっから訳が分かんないです。なんか(球場が)静まり返っていて、どうなってんねんという感じです」

 セレモニーを終えても興奮していた。2点差を追いついて持ち込んだ延長戦。阪神のエースに対して自信はあった。「交流戦で打っていて、苦手な意識はなかった」。第1戦では無安打でも交流戦で3打数2安打した記憶は鮮明だ。外角直球に逆らわずにコンタクト。日本シリーズ通算800号のメモリアル弾が日本一を決めた。

 打つだけではなかった。「6番・遊撃」で出場し、9回1死から二遊間へのゴロを横っ跳びで好捕して一塁で刺した。第4戦でもファウルフライを背走好捕など美技連発。第3戦で右かかとを痛めた今宮に代わって入った遊撃で躍動し、流れを引き寄せた。

 「守備、走塁からだったのが、最後は何ていうか信じられないようなシーズンでした」。主力にケガ人が相次ぎ、もらったチャンスを生かしたプロ4年目はキャリアハイの打率・271、12本塁打、40打点、18盗塁。打撃練習は変化球も交えた“ミックス”で取り組み、ボール球の変化球に手を出す悪癖が消えて、欠かせない選手になった。激動の今季を象徴する野村が決勝弾で最後を締めくくった。

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