赤星憲広氏 悔い残る阪神バッテリーの選択…代打・近藤健介に適時打許した3点目がポイントに

[ 2025年10月30日 01:15 ]

SMBC日本シリーズ第4戦   阪神2ー3ソフトバンク ( 2025年10月29日    甲子園 )

<神・ソ>6回、代打・近藤(左)に適時打を打たれる桐敷
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 【赤星憲広 視点】勝負のポイントはソフトバンクの3点目だった。6回2死二塁から小久保監督が代打・近藤を告げた。5回無失点と好投していた先発・大津を代えてまで3点目を取りにいった。

 一塁が空いているので四球でもいい場面。桐敷―坂本のバッテリーも初球はボール球のフォークから入り、2球目も内角低めの足元ボールゾーンにツーシームを投じるなど、かなり警戒した配球だったが、それを近藤が右前適時打。いくらボール球でもバットが届くところだと安打される確率はゼロではなく、結果論だが申告敬遠でも良かったか。塁を埋めて続く柳田での勝負で、打たれたのなら仕方がないが、選択できる策がある中で近藤に打たれたらやはり後悔が残る。阪神は今シリーズは2点までしか取れておらず、この日敗れたスコアも2―3の敗戦だった。それだけにクローズアップされてしまう。

 阪神打線は8回に佐藤輝がカウント3ボールから中前適時打したように、もっと打者有利のカウントで積極的に振っていっていいと思う。日本シリーズに登板する投手はみんな素晴らしいウイニングショットを持っているので、追い込まれると厳しい。近本の5回の中前打もファーストストライクだったし、8回の中前打も初球ファウルで2球ボールが続いた後の2―1からだった。森下の2本目安打の6回先頭での右前打も1ボールからの真っすぐ。1勝3敗で王手をかけられた第5戦は、相手の決め球を投げさせる前に仕留めていくしかない。打線の奮起に期待したい。 (スポニチ本紙評論家)

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