健大高崎・石垣元気 運命のドラフト!直筆で思いを記した「ペンを握る手が震えます」

[ 2025年10月23日 05:30 ]

本紙に直筆の手紙を寄せた健大高崎・石垣。23日の本紙1面
Photo By スポニチ

 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」は、23日午後4時50分から都内のホテルで開かれ、健大高崎(群馬)の最速158キロ右腕・石垣元気投手(18)は1位指名が予想される。2年春から4季連続で甲子園大会に出場し、2年春は優勝。今夏は高校日本代表でも活躍した世代No.1投手が、運命の日を迎える心境をつづった直筆の手紙を本紙に寄せた。

 野球ファンの皆さまへ、いよいよドラフトの日が来ました。甲子園のマウンドでも緊張しなかったのに、ペンを握る手が震えます。

 実は日本のプロ野球一本に絞ったのは最近のことです。MLB球団からオファーがあり、メジャー挑戦に気持ちが傾いた瞬間もありました。挑戦した先には大谷翔平さん、山本由伸さん、佐々木朗希さんたちと同じ舞台で投げる未来があるかもしれない…と。ただ、テレビで試合を見ていた時、自分にはまだ、あの舞台に立てる実力も資格もないと感じました。そして、何よりプロ野球で活躍することが子供の頃からの夢。小学生の僕が日本ハムの大谷さんに憧れて160キロを追いかけたように、子供たちが憧れる選手になりたい。1年目に初勝利、2年目に新人王、そして優勝に導いて、ファンから愛される投手に成長したいと思います。

 プロ野球選手になることができたら、家族に高級な枕と布団を買いたいと思います。中学の時はいたずら好きのガキ大将。両親や指導者には数え切れないほど怒られました。だけど両親はそんな悪ガキの夢を信じ、北海道から群馬に送り出し、群馬や甲子園に何度も応援に来てくれた。故郷を離れてあの時に怒ってくれたありがたみも分かりました。これから苦労をかけた数の何倍も恩返しすると決めています。最初のプレゼントになる枕と布団で疲れを取って、いつまでも元気でいてほしい。僕が生まれる時、「とにかく元気に」と名付けてくれた。今は両親に対し、同じ気持ちを持っています。

 夏の甲子園で負けた時、健大のエースとして表情を崩しちゃダメだ、と思いました。今日のドラフトで「第1巡選択希望選手…」の瞬間もエースらしい表情を貫こうと思います。サインもつくりました。「垣」の字にはハートマーク。願いは野球ファンに愛される選手。この初心を忘れず、プロ野球人生を歩むと決めました。

 ≪「ソフトバンクに1位指名される夢を見ました」≫ドラフト会議を翌日に控えた石垣は学校での授業終了後に報道陣に対応し「今日はソフトバンクに1位指名される夢を見ました。1位になった瞬間に起きて…」と笑った。今春夏の甲子園で球場表示では大会史上最速タイとなる155キロをマークした剛腕は「現実の1位指名」を心待ちにした。

 ◇石垣 元気(いしがき・げんき)2007年(平19)8月16日生まれ、北海道登別市出身の18歳。幌別西小1年から柏木ジュニアーズで野球を始め、登別西陵中では洞爺湖リトルシニアに所属。1メートル80、78キロ。右投げ両打ち。

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

野球の2025年10月23日のニュース