巨人 岡本和真のポスティングでメジャー挑戦容認 来季30歳 希望の球団なし「僕はどこでもうれしい」

[ 2025年10月23日 05:30 ]

ポスティング会見に臨む岡本(撮影・大城 有生希)
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 巨人は22日、岡本和真内野手(29)について今オフのポスティングシステムによるメジャー挑戦を容認すると発表した。東京・大手町の球団事務所で、吉村禎章編成本部長(62)が本人と共に会見。長年の貢献を認め、全面的にバックアップすることを明かし、岡本も球団への感謝と夢舞台への思いを語った。

 夢への挑戦が始まる。岡本は晴れやかな表情で会見に臨み、「この決断を尊重して背中を押してくださった山口オーナー、阿部監督、チームメート、球団関係者、いつも温かく応援してくれていたファンの皆さまに感謝しています」と語った。

 山口俊、菅野智之に続いて球団3人目のポスティングシステム申請の容認。山口はFA加入、菅野はドラフト指名を拒否して1年浪人した経緯も加味してのことだった。野手では球団初。18年からレギュラーに定着し、在籍11年間で248本塁打、717打点と打線をけん引してきた高い貢献度が認められた。

 吉村編成本部長は「本来なら来年、海外FAを取得してと考えていたが、それよりも彼の描いている夢を球団がバックアップしながら背中を押して挑戦させてあげたいという気持ちになった」と経緯を説明した。

 岡本は「ずっと行きたい気持ちはあって、話はさせてもらっていた」と明かした。メジャーで流行したスニーカー型スパイクをいち早く取り入れるなど、常にチェックしていた憧れの場所。「何歳になっても絶対に行きたい。そうじゃないとやめた時に後悔する」という強い思いが認められた。来季は30歳シーズン。「世界一のリーグ」という舞台に脂の乗った状態で挑む。

 移籍が実現すれば巨人の4番では松井秀喜以来。敏腕代理人のスコット・ボラス氏のもとで新天地を探す。希望の球団は「本当になくて。僕はどこでもうれしい」と言った。ドジャース・大谷や山本、カブス・鈴木ら多くの日本選手が一線級で活躍する時代になったが、内野手は壁にはね返され続けている。

 「厳しい世界だというのは分かっているし、日本に残った方がいいとか厳しい声もある。ただ、それは自分が行ってみないと分からないこと。そういうのも承知の上で勝負したい」。伝統球団の重責を背負った誇りと感謝を胸に海を渡る。(小野寺 大)

 ◇岡本 和真(おかもと・かずま)1996年(平8)6月30日生まれ、奈良県出身の29歳。智弁学園では3年時に春夏甲子園に出場し、高校通算73本塁打。14年ドラフト1位で巨人入りし、18年に史上最年少の22歳シーズンで打率3割、30本塁打、100打点を達成。20、21年は2年連続で本塁打、打点の2冠王。23年にはWBCに出場し、3度目の世界一に貢献した。1メートル86、100キロ。右投げ右打ち。

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