亀山つとむ氏 阪神はわずか5球で先制…効果的だった佐藤輝明の初球打ち

[ 2025年10月18日 05:15 ]

セ・リーグCSファイナルステージ第3戦   阪神4-0DeNA ( 2025年10月18日    甲子園 )

<神・D(3)>初回、阪神・佐藤輝は先制3ランを放ち、一塁を回る(撮影・椎名 航)
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 実に効果的な先制攻撃だった。佐藤輝が初回に先制3ラン。ひと振りで勝負を決めた格好だ。先頭の近本が初球を左前打。中野はバント失敗したが、森下が死球で1死一、二塁。そして佐藤輝が初球のスライダーをバックスクリーンに運んだ。わずか5球で3点。見事な攻撃だ。

試合結果

 チームとして狙って仕掛けたと感じた。DeNA先発・ケイは阪神が苦手にしている左腕。レギュラーシーズンは8試合対戦し、防御率0・85に抑え込まれていた。がっぷり組まれたら相手のペースになる。畳みかけたことが攻略につながった。

 佐藤輝にとっても初球は余計なことは考えずにシンプルに振れる場面になる。レギュラーシーズン最終戦での40号も初球打ち。カウント0―0からの今季打率・461、8本塁打。カウントが進み、投球が組み立てられると、いろんな対処が必要になってくる。その点、初球の方が思い切り振れる。

 ドジャースの大谷も早いカウントから打つタイプ。じっくりと構えて、狙い球を待つというスタイルは過去のものになろうとしている。狙った初球を打ち損じしない確率も佐藤輝はしっかり上げている。

 投打ともに文句ない形で強い阪神を印象づけた。さあ日本シリーズ。ここでも早めの仕掛けは有効になる。
 (本紙評論家)

 ○…本塁打は初球を捉えたもの。今季のレギュラーシーズンで初球が結果球となった時の成績は、76打数35安打(8本塁打)の打率・461で、規定以上ではキャベッジ(巨)の・521(71打数37安打)に次ぐ高打率だった。

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