阪神・湯浅京己 イニングまたぎからの“絆リレー”8回大ピンチを岩貞祐太と2人でしのいだ

[ 2025年10月17日 01:15 ]

セCSファイナルステージ第2戦   阪神5―3DeNA ( 2025年10月16日    甲子園 )

<神・D>3番手で登板した湯浅(撮影・大森 寛明)
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 絆の強さを見せつける零封だ。試合の流れを変えたのは、窮地をしのいだ1点劣勢の8回。3番手で2イニング目の登板となった湯浅が意地を見せた。

 「点は与えられない展開だったので、何とか粘ろうと思って頑張りました」

 先頭・佐野に中前打を許して、筒香には右翼への二塁打で無死二、三塁と追い詰められた。追加点を奪われれば一気にDeNAペースに持ち込まれる場面で牧を初球のフォークで浅い右飛に仕留めると、山本もフォークで三ゴロ。2死一、二塁となったところでバトンを先輩の岩貞に託した。

 後輩の粘投を無駄にするわけにはいかなかった。石上には外角低めにスライダーを3球続けて空振り三振。「打ち取ることだけに集中して投げることができた。丁寧に投げるを意識していったので。バッテリーで良い仕事ができたと思います」と淡々と振り返った。2人で奪った3つのアウト。湯浅は「サダさんが助けてくれてゼロでいけたので良かった」と感謝した。

 直後の攻撃で打線が奮起して同点。森下のサヨナラ2ランでエンディングを迎えた熱戦の分岐点だった。

 昨年7月、キャッチボール中に湯浅の異変を感じ取って“ストップ”をかけたのが岩貞。直後に湯浅は国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」と診断され、手術を受けた。湯浅は「本当にサダさんがいなかったら…どうなっていたか分からない」と今なお感謝する。1軍のしびれる舞台でつないだ2人のバトンリレーが勝利につながった。(遠藤 礼)

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