ドジャース・大谷 150メートル弾!本拠地初屋外フリー打撃で柵越え14本
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ブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)で2連勝を飾ったドジャースは15日(日本時間16日)、本拠地に移動して全体練習を行った。打撃不振に苦しむ大谷翔平投手(31)は、移籍後初めてドジャースタジアムでの屋外フリー打撃に参加。32スイング中、推定飛距離150メートルの特大弾を含む14本の柵越えを放ち、復調を予感させた。投手としては17日(同18日)の第4戦に先発を予定している。
極めてレアな大谷の姿に選手、首脳陣はくぎ付けだった。キャンプではこなすが、シーズン中の屋外フリー打撃は移籍2年目で初めて。最終5セット目の3スイング目だった。本拠地の右中間最上段のコンコース「STARLUX AIRLINES」と「TEL」の看板の間、その上の屋根に着弾した推定飛距離約150メートル超特大弾。見守ったカーショー、フリーマン、デーブ・ロバーツ監督らから「Shohei!」、「WOW!」などとこの日一番の歓声と拍手が湧き起こった。
今ポストシーズン(PS)で34打数5安打、打率・147、2本塁打、6打点。地区シリーズ以降に限れば6試合で打率・080、0本塁打、2打点に沈む。練習前の会見では打撃の話題に質問が集中した。大谷も「基本的にはストライクをしっかり振って、ボールを見逃す。打席のクオリティーを高めていくことが一番最初にやるべきこと」と巻き返しを誓い、その直後のフリー打撃参加だった。
1セット目の初球を空振りすると、大きな笑い声が起こった。その後は徐々にスイングが熱を帯び、最終的には32スイングで、驚異の柵越え14本。150メートル弾の他にも3連発や、右中間の「DAISO」看板付近まで飛ばす推定140メートル弾など圧巻のパフォーマンスで復調を予感させた。
21年から疲労蓄積による故障予防や「外で打つともっと飛ばしたいと余分な動きが出てくる」という理由で、シーズン中は原則、フリー打撃を行っていない。今春キャンプでもわずか1度だけ。シーズン中のフリー打撃はエンゼルス時代の23年9月4日オリオールズ戦の試合前以来、実に772日ぶりだった。
フリー打撃前には第4戦先発へ、ブルペンで30球投げて最終調整した。前夜に日本投手初のPS完投勝利を挙げた山本に刺激を受けたようで「本当に頼もしい投球だった。僕もそれに負けないくらい長く投げられれば素晴らしい」。11日にロバーツ監督が「あのパフォーマンスのままではワールドシリーズは勝てない」と語ったことについては「打てば勝てると思っているのかなと思う。頑張りたい」と笑みを浮かべた。復活へのデモンストレーションとなるか。16日(日本時間17日午前7時8分開始)の第3戦はバットで、翌日の登板へ弾みをつけたい。(柳原 直之)
≪エンゼルス時代以来の特大弾≫大谷はエンゼルス時代の18年5月8日の敵地ロッキーズ戦前のフリー打撃で推定飛距離150メートルの特大弾をかっ飛ばし、地元紙デンバー・ポストが万里の長城、オーロラと並び「死ぬまでに見るべきものの一つ」と報じた。同18日の本拠地レイズ戦前には右翼席上部の大型ビジョンにぶち当て同513フィート(約156メートル)と計測され、21年球宴前日の本塁打競争でも同じく最長513フィートを計測。公式戦の最長飛距離は23年6月30日ダイヤモンドバックス戦の30号で記録した493フィート(約150.3メートル)。ドジャースタジアムでは22年球宴の試合前にフリー打撃を行っており、その時以来で移籍後は初めて。
【大谷に聞く】
――左投手との対戦で戦略的な工夫は?
「僕のところで左(投手)が来るのは分かっていること。そこでしっかり打てるかどうか。特に走者のいる場面で、ムーキー(ベッツ)やテオ(T・ヘルナンデス)に良い形でつなげることが一番基本的な役割」
――登板翌日の打撃成績が芳しくない。
「昨年がDHだけなので、比較は単純にはできない。もちろん(投手を)やらないよりやっている方が体力的にきつい。それが直接的に関係しているかどうかは分からない。体感的にはそうではないなとは思っている」
――佐々木のPSでの成長について。
「1年目でリハビリから戻って、中継ぎに配置転換されて、難しいシチュエーションだと思うけど、頼もしい投球をしてくれている。みんな信頼して送り出していると思う。安心して見ていられる」
――第2戦では山本が快投を見せた。
「文句のつけようがない投球だった。自分が投げる時のゲームプランを再確認するという感じで見ていた」
――ロバーツ監督が第7戦までもつれた場合の救援登板を示唆。PS中は打撃練習時に外野守備にも就いた。
「現時点は第4戦の先発と、明日の第3戦のオフェンスにフォーカスして臨みたい。その先はあまり特には考えていない。行けと言われたら行く準備だけできれば十分」
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