大仕事!山本由伸が9回1失点でメジャー初完投&ドジャース連勝!PS日本人初の偉業「自信持って投げた」

[ 2025年10月15日 12:00 ]

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第2戦   ドジャース5―1ブルワーズ ( 2025年10月14日    ミルウォーキー )

ナ・リーグ優勝決定シリーズ<ブルワーズ・ドジャース>第2戦に先発したドジャース・山本由伸(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース山本由伸投手(27)が14日(日本時間15日)、敵地でのブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)第2戦に先発。9回を1人で投げ抜き111球3安打1失点7奪三振でメジャー初完投を果たし、チームを連勝に導き、対戦成績を2勝0敗とした。

 9回2死、最後の打者、ボーンを空振り三振に封じて試合を締めると、涼しい顔でスコアボードを眺めた。バッテリーを組んだ捕手・スミスとハグを交わしたところでようやく白い歯が見えた。111球、許した安打はわずか3本で1失点。ポストシーズンで完投と大仕事をやってのけた。

 まさかの立ち上がりだった。初回は先頭打者・チョウリオへの第1球、低めに96・9マイル(約155・9キロ)の直球を投じたが、弾き返されてしまい右越えソロを被弾。わずか1球で先制点を失ったものの動揺することなく後続を冷静に3人で打ち取った。

 前回は制球がイマイチだったスプリットをこの日は駆使。4回にはイエリチに4球続けて空振り三振を奪うなど、宝刀が冴え渡った。

 5回1死からオルティスにこの試合、初めて四球を与え出塁を許すと、チョウリオと3度目の対戦を迎えた。2球目の内角速球を捉えられ、鋭い打球を浴びたものの左翼手E・ヘルナンデスの正面に飛ぶ左直に打ち取り、次打者・チュラングもカーブで見逃し三振。先頭打者アーチを被弾以降は相手打線を抑え込んだ。

 打者が3巡目に入った5回以降は相手打線を無安打に封じると、9回も続投。最後まで1人で投げ抜き、ポストシーズンで完投したのは日本投手では初の偉業となった。球団では2004年ホセ・リマ以来、21年ぶり。

 ブルワーズとは今年7月にも対戦しているが、日米通じて自己最短となる2/3回を4安打5失点KOされた。「前回はかなりうまくいかなかったですけど今は違うピッチングができると思う。何としても負けるわけにはいかない」とリベンジに燃えていたが言葉通りの投球内容を見せた。

 打線も2回にT・ヘルナンデスの左越えソロですぐさま同点にすると、不振が続いていたパヘスが適時二塁打を放って勝ち越しに成功。6回にはマンシーに今ポストシーズン(PS)初アーチとなる中越えソロが飛び出し、7回にはパヘス同様、不振にあえいでいた大谷が20打席ぶりの安打となる右前適時打を放って加点。右腕に着実に援護点を送った。投打が噛み合って、チームは敵地で連勝。対戦成績を2勝0敗とした。

 大リーグ公式サイト「MLB.com」によると、ポストシーズンの7回戦制のシリーズで2勝0敗とリードしたチームは、93回中78回(83.9%)でシリーズを制している。現行の2試合、3試合、2試合の方式となって以降は、第1戦、第2戦を敵地で連勝したチームは27回中24回(88.9%)で勝ち抜いており、吉兆データを揃えて第3戦に挑む。

 山本は試合後のインタビューで9回に心境について「締めくくるつもりで自信持って投げました」と振り返り、被安打3という結果に「初回は反省するところになりましたけど結果的に勝てたので、ポストシーズンは勝つことが大事。すごく良かったと思います」と笑みを見せた。敵地で2連勝し「2つ先に取れたのはすごく大きいので、勢いに乗ってるのでこのままいきたいです」と意気込んだ。

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