“令和の大魔神”ドジャース・佐々木朗希「びびる感覚なかった」 初“クローザー”で米最速163.2キロ

[ 2025年10月3日 01:30 ]

ナ・リーグ ワイルドカードシリーズ第2戦   ドジャース8―4レッズ ( 2025年10月1日    ロサンゼルス )

<ドジャース・レッズ>9回に登板する佐々木(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースが1日(日本時間2日)、ナ・リーグのワイルドカードシリーズ(WCS=3回戦制)第2戦でレッズを8―4で下し、2連勝で13年連続の地区シリーズ進出を決めた。佐々木朗希投手(23)が9回にポストシーズン(PS)初登板し、メジャー移籍後最速101・4マイル(約163・2キロ)を計測して2奪三振で1回無失点の好投。“大魔神佐々木”がワールドシリーズ(WS)連覇の切り札となる!!

 8―4の9回。ブルペンを出た佐々木は大観衆5万465人の地鳴りのような大歓声に出迎えられ、高ぶる感情を投球に込めた。直球とスプリットの2球種だけで打者3人斬り。地区シリーズ進出を決めたマウンドに仁王立ちした。

 「初めて9回を投げて緊張はしたけど、球場(の声援)に後押しされながら投げることができた。どんどんストライクゾーンに投げ込むことを意識した。びびるみたいな感覚はなかった」

 スティアへの初球。左足を胸の位置まで高く上げる躍動感あるフォームからメジャー自己最速の100・7マイル(約162キロ)を投げ込んだ。ファウルを取った101・1マイル(約162・7キロ)で追い込み、落差の大きい宝刀スプリットで空振りを奪った。続くラックスもスプリットで空振り三振。4番のA・ヘイズの2球目には最速101・4マイル(約163・2キロ)まで上げ、7球を数えた直球は全て160キロを超えた。

 右肩のインピンジメント症候群で5月13日に負傷者リスト入りし、約4カ月間の離脱。救援で復帰した9月24日のダイヤモンドバックス戦から3試合連続無失点へ伸ばした。本来の守護神スコットが不調で、PSから救援に回ったシーハンも8回に登板して1死しか奪えず2失点。不安を抱える救援陣に光を照らした圧巻の11球を、デーブ・ロバーツ監督は「彼を信頼している。これからも重要な場面で投げることになる。この舞台が大きすぎるとは思わない」と手放しで称えた。

 レギュラーシーズンは先発8度で1勝。「チームの力になれなかった」と悔しい思いを抱えても、PS限定の救援で輝いた。シャンパンファイトでも同僚と喜び合って笑顔がはじけ、どこか居心地が悪そうな表情だった地区優勝時とは違った。

 横浜(現DeNA)、マリナーズで日米通算381セーブを記録した“大魔神”こと佐々木主浩と同姓。「残りの試合でしっかり貢献できるように、それだけかなと思う」。98~00年のヤンキース以来、25年ぶりのワールドシリーズ連覇へ、帰ってきた佐々木が救世主に名乗りを上げた。 (柳原 直之)

 ≪本家もPS初戦/1回2K無失点≫マリナーズで通算129セーブを挙げた佐々木主浩は加入1年目の00年にホワイトソックスとの地区シリーズ第1戦でPS初登板。7―4の延長10回を任され、1回1安打無失点、2奪三振で初セーブを挙げた。PSには01年も出場し、計8試合で0勝1敗4セーブ、防御率2.25だった。

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