【高校野球】市尼崎 初の選抜へ大前進! 塩沢魁矢が1失点完投、東洋大姫路撃破し20年ぶり近畿大会出場

[ 2025年9月29日 06:00 ]

高校野球秋季兵庫県大会準決勝   市尼崎5-1東洋大姫路 ( 2025年9月28日    ウインク球場 )

<市尼崎・東洋大姫路>決勝進出を決めて喜ぶ市尼崎の選手たち(撮影・河合 洋介)
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 兵庫大会準決勝2試合が28日に行われ、市尼崎は東洋大姫路を5―1で下して2005年以来20年ぶりの近畿大会出場を決めた。敗れた東洋大姫路は、県内の公式戦連勝が23でストップ。神戸国際大付は彩星工科に延長10回タイブレークの末にサヨナラ勝利を挙げ、22年以来3年ぶりの近畿大会出場を決めた。

 選抜初出場を目指す公立校が、県内を無双していた強敵を止めた。市尼崎の最速141キロ右腕・塩沢魁矢(2年)は大会前から思い描いていた。「自分たちが東洋大姫路を止める」。抑え方もイメージできていた。「引っ張り傾向だから変化球で攻める」。初回に先制打を許しても動じず、得意球のスライダーを多投した。強振を続ける相手を曲がり球でかわし、被安打5に抑える力投。5番打者として初回に逆転の中越え2点打を決めた勢いにも乗り、147球、1失点完投を飾った。

 公立校ながらヤクルト次期監督候補の池山隆寛2軍監督や宮西尚生(現日本ハム)らを輩出し、夏の甲子園には2度出場経験がある。ただし選抜は未出場で、今夏は兵庫大会3回戦敗退。強豪との対戦で本来の勢いが影を潜める選手たちに、椎江博監督は「学校の名前で野球するわけじゃない」と強気な姿勢を求めてきた。練習着には「執念と覚悟」とプリント。そして東洋大姫路に気後れせず、打線は12安打と攻め続けた。

 前回の甲子園出場は9年前の16年夏。殊勲の塩沢は尼崎市出身ながら、当時小2で「正直、よく覚えていなくて…」と苦笑いする。戦国兵庫の中で一歩抜け出せずにいた公立校が、選抜出場に前進する近畿切符を手にした。(河合 洋介)

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