ドジャース地区4連覇 大谷 WS連覇へ「仕事できるように」自己最多タイ54号でキング争い2差

[ 2025年9月27日 01:33 ]

ナ・リーグ   ドジャース8―0Dバックス ( 2025年9月25日    フェニックス )

地区4連覇を達成し、シャンパンファイトで喜びを爆発させる大谷
Photo By 代表撮影

 ドジャースは25日(日本時間26日)、ダイヤモンドバックス戦に8―0で快勝し、ナ・リーグ西地区で4連覇を果たした。大谷翔平投手(31)は4―0の4回に敵地球場名物の右中間フェンス後方の「プールスイート」に飛び込む54号2ランを放った。昨年放った自己最多本数に並び、移籍後2年連続で歓喜のシャンパンファイトに酔いしれた。既に進出を決めている30日(同10月1日)開幕のプレーオフのワイルドカードシリーズの本拠地ドジャースタジアム開催を決めた。

 うれしかった。照れくさくもあった。大谷は仲間たちからビールやシャンパンを次々にかけられ、目を開けていられなかった。歓喜のシャンパンファイト。冒頭から「MVP!MVP!MVP!」の大合唱が湧き起こると、小さく両手を上げて笑みを浮かべた。

 地区優勝マジック1で迎えた一戦。先発の山本が試合をつくり、大谷がバットで勝利を決めた。4―0の4回1死三塁。右腕クリスマットの低めボールゾーンのチェンジアップに崩されながらも右手一本で拾い、打球は右中間フェンス後方の「プールスイート」へ。ナ・リーグ最多のフィリーズ・シュワバーに2本差に迫る54号2ランに「その前の打席(2回1死満塁で空振り三振)に良いところで打てなかったので取り返せて良かった。感触は良かった」。救援陣の不振などで8月には宿敵パドレスに今季最大9ゲーム差を逆転され、108日ぶりの首位陥落も経験したが、6月に投手復帰した大谷が投打で地区優勝の立役者となった。

 昨季は前人未到の「50―50(54本塁打、59盗塁)」。今季は19盗塁と物足りないながら、3試合を残して昨季と同じ自己最多であり球団最多の54本塁打に並んだ。欠場は長女の誕生に立ち会うため「父親リスト」に入った4月18、19日の2試合と、右太腿に打球が直撃した翌日の8月21日の3試合のみ。残り3試合全てに出場すれば出場159試合で昨季に並ぶ。投手として14試合、47イニングに投げながら、同じペースで試合に出続け、31歳にして進化をやめない。

 打席でのスタンス幅は昨季の33・2インチ(約84・3センチ)から今季は36・8インチ(約93・5センチ)で3・6インチ(約9・1センチ)広く、本塁ベースの内側端から立ち位置までの距離も29・9インチ(約75・9センチ)から31・9インチ(約81センチ)と2インチ(約5・1センチ)遠くなった。スタンス幅を広くすると下半身が安定する一方、体の回転が制限される。本塁から離れて立つと内角球は見えやすいが、外角球が届きにくくなる。ロバート・バンスコヨック打撃コーチは、それらを要因とせず「翔平は自分の感覚に基づいて小さな調整を日々続けている。打席でどう感じるか。それに尽きる」と言った。データ全盛の現代野球に目を向けながらも、自らの感性も疑わず、結果につなげた。

 98~00年のヤンキース以来、25年ぶりのワールドシリーズ連覇へ、初めて二刀流としてポストシーズンに挑む。大谷は「ちょっと出遅れはしたけど、これから先に合わせて後半やってきたつもり。しっかり仕事ができるように頑張りたい」と誓う。再び頂点まで駆け上がる準備はできている。(柳原 直之)

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