パ全試合出場選手ゼロは20年ぶり史上2度目の珍事 酷暑の影響も…要因を考える

[ 2025年9月22日 11:48 ]

西武・ネビン
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 西武の新助っ人ネビンが、体調不良を訴えて20日の楽天戦(楽天モバイル)を欠場した。前日までパ・リーグで唯一、全試合に出場。そのネビンの欠場で、同リーグでは20年ぶりにシーズン全試合出場選手が「0」人になってしまった。

 20年前の05年はトニー・バティスタ(ソフトバンク)が135試合出場で1試合足りず。パ・リーグで全試合出場選手が不在なのはリーグ史上2度目という「珍事」だ。近年では16、18年に11人を数えるなどしていただけに、レアな記録といっていい。ちなみにセ・リーグは今まで全試合出場選手が0人だったシーズンは過去一度もない。

 思わぬ珍事。その要因はどこにあるのか。

 まずは「レギュラーを固定できないチームが多かった」こと。故障や不振などでオーダーを替えざるをえず、結果として全試合出場選手がいなくなった。一方で日々、新庄監督のアイデア満点のオーダーを組んだ日本ハムは、レギュラーを固定「しなかった」ともいえる。

 もう一つが「酷暑による体調不良、疲労回避」だ。脱水症状など熱中症の症状を訴える選手が以前に比べてかなり増えた。いわゆる体調不良。また、疲労の蓄積を回避するための「積極的休養」で試合を欠場する選手も多くなった。これは酷暑に対応するためのベンチのマネジメントだ。

 最後に、以前より「全試合出場へのこだわりが減った」部分もあると思う。かつて巨人は、人気球団の宿命として原辰徳、松井秀喜ら「チームの顔」の選手はオープン戦から全試合に出場することが義務づけられていた。

 もちろん今でも、主力である中心選手は全試合、先発オーダーに名を連ねる。ただ、暑さなどの外的要因もあり、選手のコンディションがより重視されるようになってきている。全試合出場選手がいないのも、プロ野球現場の働き方改革だろう。(記者コラム=鈴木 勝巳)

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