【阪神・近本光司 優勝インタビュー(上)】連続試合出場ストップで生まれた新たな葛藤

[ 2025年9月9日 17:05 ]

<神・広23>笑顔で記念撮影に納まる(左から)佐藤輝、森下、近本、中野(撮影・北條 貴史)
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 阪神・近本光司外野手(30)が2年ぶりのリーグ優勝に際し、合同インタビューに応じた。7年目の今季は球団日本人選手最速となる861試合目で1000安打をマークするなどリードオフマンとしてチームをけん引。その中での“葛藤”も明かした。

 ――今季の個人成績(8日現在、打率・278、3本塁打、33打点、28盗塁)を率直にどう思う

 「今年は最初から健康(が大事)というふうに思っていた。そういう意味ではしんどい時もありましたけど、大きい離脱なくこられた。それだけ見ると良かったのかなとは思っている。成績どうこうというよりは」

 ――過去に連続安打記録(2022年に30試合連続安打)を達成した時は新たな発見が少なかったと。今年はどうか

 「今年の方があると思います。技術的にもメンタル面も含めて。打ったからいいとかじゃない。感情の面だったり、どういうふうに気持ちを切り替えられるか。マインドをリセットするのか、どうやったら持ち越さないのかとか、前から気にしていたことができている。だからといって結果が付いてくるかと言うとそうでもない。ただ野球を楽しくプレーできるかが大事。結果だけと言われたら、それでおしまい。僕は結果を残せなかったらやめていくだけだと思う」

 ――経験を踏まえた上で今年はうまくできたのか、それともまだまだと感じる部分が多いのか

 「まだまだやなと思うし、いろいろな経験も踏まえて、よくここまでやってきたなという思いもある。どっちかというわけではない。その時々で、状況も状態もメンタルも変わる。その時々に合った考え方があっていいかと思う。今現在の僕はそういうふうに思っているけど1週間後、1カ月後、優勝が決まった後、シーズン終わったらまた違う考え方をしていると思う。それをまた来年、再来年、5年後、引退する時まで、あの経験が良かった、あの年は優勝してああいうこと感じていたな、考えていたなと振り返るのはたぶん楽しいと思う。感覚で残しておくのではなく、しっかり記録していくことが大事かなと思う」

 ――コンディションを考慮されてベンチスタートもあった。プラスに働いている?

 「人間って本当ね、どんどん楽に楽にって思うじゃないですか。僕もそうだし、中野ともよく話しますけど、やっぱり1回休む(8月19日の中日戦で連続試合出場が180試合でストップ)と気になるじゃないですか、1回休んだということが。連続試合が続いていることで、常に出るのが当たり前という中で試合をやってるのと、1回でも休んでしまったらちょっと休みたいなという気持ちも出てくる。でも、そこでやらないといけないという気持ちも絶対出てくる。その中で葛藤するしんどさというのも常にある。自分がどれだけしんどくても、どれだけモチベーション、コンディション面が良くなくても連続試合が続いていて絶対に出ないといけないんだったら、それはそれでまたしんどい。でもまた違うしんどさがあって、それはいい経験にはなります」

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