ドジャース指揮官「選手を信じる」9回にスコット二塁打許すも不安なし 好投続く先発陣「頼っていく」

[ 2025年9月9日 14:58 ]

ナ・リーグ   ドジャース3―1ロッキーズ ( 2025年9月8日    ロサンゼルス )

ロッキーズ戦の試合後の会見に臨むドジャース・ロバーツ監督(撮影・柳原 直之)
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 ドジャースは8日(日本時間9日)、本拠でのロッキーズ戦で接戦を制し、逆転勝利。連勝で単独首位をキープした。

 先発したグラスノーが2回に四球からつくった1死三塁のピンチでファーマーに左犠飛を許し、先制点を与えたものの7回まで無安打、11奪三振の好投。3月31日のブレーブス戦以来の白星となる今季2勝目を挙げた。

 打線は相手先発・ドーランダーを打ちあぐねたが、0―1の6回に先頭・ロートベットに四球を与えたところで緊急降板。後を継いだメヒアから大谷が四球を選んで好機を拡大すると、1死からフリーマンが適時二塁打を放って同点に追いついた。

 1―1の7回は2死一塁から大谷が右翼線に二塁打を放ち二、三塁にすると、次打者・ベッツが中前に2点打を放ち、勝ち越しに成功。

 8回から2番手で登板したトライネンは相手打線を3者凡退。継投による“ノーヒッター”に期待がかかったが、9回にスコットが先頭・リッターに二塁打を許し、惜しくも快挙はならず。それでも後続を断って無失点で締め、試合前の時点で39ゲーム差、103敗の最下位ロッキーズ相手に何とか勝利をつかんだ。

 試合後、ロバーツ監督はグラスノーについて「素晴らしかったと思う。序盤はリズムを探していたように見えたが4、5、6、7回は本当に良かった。カーブも良かったし、速球も良かった。しかも初めて組む捕手相手にあそこまでできたのは立派である」と初バッテリーを組んだロートベットと息の合った投球だったと称賛した。

 5日(同6日)のオリオールズ戦で先発予定だったが背中の張りで急きょ、登板を回避。そこから中2日でのマウンドだっただけに「球数も多くなり、背中の問題から戻ったばかりで107球だったので、あのタイミングで降板させるのは当然だった。それでも本当に素晴らしい投球だった」と労った。

 救援陣についても「ブレイク(トライネン)はとても良かった」とし「タナー(スコット)も二塁打を浴びたが、あれは低めのスライダーを打者がうまく拾ったものだ。その後は弱い当たりでアウトも取れた。ゼロを二つ重ねられたのは良かった。最も大事なのはチームとして勝てたことである」と無失点という結果をねぎらった。

 スコットは不安定な投球が続いているだけに先頭に二塁打を許し、不安がよぎったのではと問われた指揮官は「そういうふうには考えないようにしている」ときっぱり。「選手を信じることを示さなければならない。もちろん彼らは仕事を果たさなければならないが、今夜は良かった」と信頼していると語った。

 そして「ヤマモトの時もそうだったが、効率や球の質次第では少し(先発を)引っ張ることもある」とノーヒットノーランの快挙がかかっていた6日(同7日)のオリオールズ戦で先発した山本由伸のように、先発に長いイニングを託すこともあるとし、先発投手の好投が続く現状に「興奮の方が大きい。ヤマモトのときは9回まで行かせて良いと感じていたし、今日も状況を踏まえると迷いはなかった。何より彼らが良い投球をしていることがうれしい」と喜んだ。

 ロバーツ監督は「我々のチームは先発投手陣を軸にしているのは明らかである。だからこそ彼らに頼っていく」と明言。「彼らがゼロを積み重ねれば、打線が試合をこじ開けるチャンスを持てるし、接戦に持ち込める。今夜もムーキー(ベッツ)の一打で勝つことができた。リリーフ陣を温存し、適切なマッチアップを組むことにもつながる」と今後の戦い方にも言及。「短いイニングでリレーすれば理想的な継投が組めないこともあるが、先発陣がこうして投げてくれることでチーム全体が助かっている」と山本を筆頭に先発陣の安定感が今後の勝敗の鍵を握るとした。

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