広島・床田寛樹が巨人斬りで9勝 両リーグ単独トップ6度目完投 セリーグ投手断トツの今季11安打も

[ 2025年8月27日 05:45 ]

セ・リーグ   広島4―1巨人 ( 2025年8月26日    マツダ )

<広・巨>完投勝利した床田(左)は坂倉と握手をかわす(撮影・西川 祐介)
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 価値ある完投だ。広島・床田寛樹投手(30)が26日の巨人戦に先発し、9回111球を投げて6安打1失点の力投で、両リーグ単独トップとなる今季6度目の完投。9勝目を挙げ、3年連続の2桁勝利に王手をかけた。打撃でも7回に右前打を放ち、追加点を自らアシスト。6連戦の初戦でブルペン陣を休ませ、3位・DeNAとのゲーム差を2に縮める快勝の立役者になった。

 床田は残っている力を全てぶつけた。4―1の9回2死で中山と対峙(たいじ)。カウント2―2から投じた111球目は、今季最速タイの151キロを計測した。バットに空を切らせ、両リーグ単独トップとなる6度目の完投で9勝目だ。

 「(最後は)本気で投げた。もう150%ぐらいで。この打者で終わらせないと、もしかしたら交代もあるかもしれないなと。この時期に最後まで投げれたのは、去年では本当に考えられないことなので、成長しているなと思う」

 球威が衰えるどころか、最後に最も力強い球を投げ込んだ。カウント1―2でも150キロを計測。これは外角に外れたが、ギア全開で隙を与えなかった。立ち上がりからストライク先行の投球で無四球。打者33人と対戦して3ボールも一度だけだった。

 “攻めの投球”は自軍の若手投手の影響が大きかったという。「最近、若い子たちがストライク先行で投げているのを見て、抑えるには無駄な四球を出さない方がいいと(改めて)思った」。先発でアピールしている高、常広が相手打者を恐れず、攻めのスタイルを貫いている姿に触発された。試合の前半に慎重になりすぎる傾向があり、球数が増えるという課題を払拭する快投につなげた。

 3―0の8回には代打・キャベッジに左越えソロを被弾し、今季4度目の完封は逃したが、6連戦の初戦でブルペン陣を休ませることに成功。巨人戦は前回4月12日の完封勝利に続く完投でキラーぶりを発揮した。残り29試合中、同カードは8試合もある。嫌なイメージを植え付け、今後にも好材料となった。

 自慢の打撃では、2―0の7回2死二塁で戸郷の外角フォークを右前打。好機を広げて追加点をアシストした。2位の赤星(巨人)の7本を大きく引き離し、リーグの投手では断トツの今季11安打目。これが23年に並ぶシーズン自己最多タイで、開幕前に目標の一つに挙げた通算50安打にも到達した。「“やった”と思った。あと1本打ってキャリアハイなので、最低あと1本は打ちたい」と貪欲に話した。

 3位・DeNAとのゲーム差は2に。床田の力投で、CS圏が近づいた。(長谷川 凡記)

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