MLBで活躍日本人スタッフ!ジャイアンツの植松さんは“分析官” Dバックスには谷沢健一氏の長女

[ 2025年8月27日 01:30 ]

ジャイアンツのメジャーリーグ・クオリティー・コントロール・コーチの植松泰良さん
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 08年からジャイアンツに在籍する植松泰良さん(41)は、今季から「メジャーリーグ・クオリティー・コントロール・コーチ」という少し聞き慣れない役柄を担っている。

 主な仕事は相手投手の癖を見抜き自軍選手へ伝え、盗塁、得点へ導くこと。自軍投手に癖が出ていないかも確認する。自然とパソコンに向き合う時間が多く「シリーズが始まる前の日は移動の機内、ホテルに入ってからもすぐに仕事をしないと間に合わないので、ルームサービスを頼んで部屋でずっと仕事。毎日最低でも6時間はかかります」という。

 球場では担当コーチ、選手とミーティング。試合が始まれば前職のブルペン捕手としての仕事もこなす。「次の自分の目標もある。苦労とは全く思っていない」と笑う。

 分析を重ねる日々に「試合で打者に集中している時に癖が出ないというのは難しい。相手が完全に直して次に臨んでくることはあまりない。面白いものです」。また今の大リーグがデータ偏重から変わりつつある点に触れ「昔ながらの野球をやっている実感はある。いい流れで、やりがいのある環境」と言う。

 ブルペン捕手として14年間で3度の世界一を経験し、アシスタントコーチ3年を経て現職に至った。「経験を積んで一塁、三塁のベースコーチ。力がついたらNPBの監督もやってみたい」。その目は光り輝いていた。(笹田幸嗣通信員)

 ◇植松 泰良(うえまつ・たいら)1983年(昭58)9月26日生まれ、千葉県館山市出身の41歳。西武台千葉から南イリノイ大カーボンデール校に入学。運動学の学士号、全米アスレチックトレーナーズ協会(NATA)の認定を取得。06年にジャイアンツ傘下3Aでブルペン捕手で採用され、08年にメジャー昇格し、10、12、14年の世界一に貢献。22年からはアシスタントコーチとなり、日本出身として史上初のメジャーのコーチとなった。

 ≪元中日・谷沢健一氏の長女・順子さんはDバックス≫各球団に日本人スタッフが多数在籍している。大谷、山本、佐々木が所属するドジャースはアシスタントアスレチックトレーナーの中島陽介さん、菊池が所属するエンゼルスはトレーナー兼マッサージセラピストの寺田庸一さんが活躍中。中日で通算2062安打を誇る谷沢健一さんの長女・谷沢順子さんは、ダイヤモンドバックスでアスレチックトレーナー兼マニュアルセラピストを務めている。その他にメッツでソフトティッシュセラピストを務める田代智史さん、ロッキーズのマッサージセラピスト&鍼灸師の仲谷国夫さんらがいる。

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