日本ハム・万波V弾!ソフトバンクのM点灯阻止「打ったらヒーローだな」

[ 2025年8月23日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム4―3ソフトバンク ( 2025年8月22日    エスコンF )

<日・ソ>7回、ソロを放ち雄叫びをあげる万波(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは22日、首位ソフトバンクとの直接対決3連戦の初戦に4―3で競り勝った。同点の7回、不振が続く万波中正外野手(25)が決勝の19号ソロを放った。負ければ相手に優勝マジック27が初点灯という瀬戸際で踏ん張り、ソフトバンク戦の連敗を4で止めて、2・5ゲーム差へ縮めた。23日の2戦目以降も負ければ相手にマジック点灯という苦境は変わらないが、勝利だけを信じて戦い抜く。

 恋い焦がれていたのは、こんな戦いだった。万波はプロ7年目で初めて、本格的な優勝争いに身を置く。首位ソフトバンクと3・5ゲーム差で迎えた天王山の初戦。主砲の一発が勝利を引き寄せた。

 「最高ですね。こういう試合は本当に大好きだし、後がない中でこういう一本出せたのはマジで最高です」

 負ければ相手の優勝マジック点灯を目の前で許すことになる。ただ、「退路がない感じだけど、僕の場合はかなり楽しみに変わっている」。だから3―3の7回先頭も「打ったらヒーローだな」と胸を躍らせ打席に向かった。藤井の初球の外角低めへの152キロ直球を捉え、右翼席最前列へ届く決勝19号ソロ。試合前まで8月の打率・133と苦しんできた男が、ここ一番で大仕事をやってのけた。

 相手の主砲・山川から打席での心得を学んだ。7月23、24日の球宴で会話し「1打席に3回フルスイングするチャンスがあれば、1試合4打席なら12回、3連戦なら36回。その36回を全力でやったら、本塁打を打てる確率が高くなると思わない?」と助言を受けた。万波は「単純な話ではないけど、確かにそう言われたら1本ぐらい打てそうな気がする」と本塁打王4度の長距離砲の言葉に感銘を受けた。魂を込めて振ったこの日6スイング目でアーチを描いた。

 新庄監督も、20日のオリックス戦の試合前練習では「トス打撃のように、とにかく芯に当てよう」と直接声を掛け、辛抱強くスタメンで起用して復調を待った。「ああいうところで決めてくれる男とは思っていましたけど。状態が上がってきて、ここからでしょ」と称えた。打順は違えど、4試合連続で同じメンバーをスタメン起用し「いいバランスになってきた」と手応えを口にする。

 2・5ゲーム差に縮め、逆転優勝へのキーマンでもある万波は「8月末で勝負できる位置にいるのは幸せだし、楽しみ」と言えば、新庄監督も「きっちり明日、あさっても勝たせてもらって、デッドヒートをファンに見せられたら。盛り上がっていきましょうや」。大接戦に持ち込み、パ・リーグの主役は最後まで譲らない。(田中 健人)

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