【甲子園】仙台育英・須江監督、快勝も「紙一重」 2年前の接点「最もメモを取っていたのが野々村先生」

[ 2025年8月14日 10:44 ]

第107回全国高校野球選手権第8日 2回戦   仙台育英6―2開星 ( 2025年8月14日    甲子園 )

ナインに声をかける仙台育英・須江監督(撮影・大森 寛明)
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 仙台育英(宮城)が投打のかみ合う快勝で、3回戦進出を決めた。出場した4大会連続での3回戦進出。夏の甲子園大会は通算48勝目で、PL学園(大阪)に並び、歴代5位の勝利数となった。

 傾きかけた流れをすぐさま、引き返した。先制点を失って迎えた初回の攻撃。強力打線が力を見せた。先頭の田山纏(2年)が三塁強襲の内野安打で出塁。1死後、土屋璃空(3年)が中前打を放つと、相手中堅手が打球処理にもたつく間に二、三塁と逆転の好機を整えた。4番・川尻結大(3年)の右犠飛で同点。なおも中継が乱れる間に二走の土屋も一気に生還し、逆転に成功した。

 指揮官の決断力も光った。1―2の3回、1死二、三塁のピンチを迎えた時点で先発の梶井湊斗(2年)からエースの吉川陽大(3年)へとスイッチ。背番号「1」は開星の中軸を確実に打ち取り、得点を許さなかった。

 吉川はその後も安定した投球を続け、8回に1点を失いはしたが、リードを守ったまま最後まで確実に投げきった。打線は中盤に着実に加点。投打両面で実力を出し切って勝利を収めた。

 試合前、「1回の攻防がこの試合の9割を握る」とポイント上げていた須江航監督。初回の攻防で試合の主導権を引き寄せた。開星打線が「先発の梶井にしっかり対応してきた」とし「これは均衡した展開になるなというふうに判断していました」という。ただ、裏の攻撃で逆転できたことで流れを変えることができた。「珍しく相手のミスが出て、逆転できたのが大きかったですね」と振り返った。

 開星・野々村直通監督とは数年前に“接点”があった。「ちょっと遡る話なんですけど、2年前に島根県の高野連の、監督講習会で私が講師でお邪魔したんですけど、その時に参加されてる監督さんの中で最もメモを取っていたのが野々村先生だった」。開星のチーム力は十分に分析してきた。しかし、相手にも相当、分析されているに違いない。試合は指揮官同士の腹の探り合いでもあった。「ですから、そんな簡単には試合にならないということで、6対2でしたけど、実際は本当、紙一重だったなと思います」と流れる汗をぬぐった。

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