【甲子園】“世紀の落球”から15年 再戦は仙台育英に軍配 投打かみ合い出場4大会連続3回戦進出

[ 2025年8月14日 10:09 ]

第107回全国高校野球選手権第8日 2回戦   仙台育英6―2開星 ( 2025年8月14日    甲子園 )

初回、指示を出す仙台育英・須江監督 (撮影・後藤 大輝)
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 “世紀の落球”から15年ぶりの再戦は仙台育英(宮城)に軍配が上がった。開星(島根)を相手に投打のかみ合う快勝。仙台育英は出場4大会連続で3回戦に進出した。

 傾きかけた流れをすぐさま、引き返した。先制点を失って迎えた初回の攻撃。強力打線が力を見せた。先頭の田山纏(2年)が三塁強襲の内野安打で出塁。1死後、土屋璃空(3年)が中前打を放つと、相手中堅手が打球処理にもたつく間に二、三塁と逆転の好機を整えた。4番・川尻結大(3年)の右犠飛で同点。なおも中継が乱れる間に二走の土屋も一気に生還し、逆転に成功した。

 指揮官の決断力も光った。1―2の3回、1死二、三塁のピンチを迎えた時点で先発の梶井湊斗(2年)からエースの吉川陽大(3年)へとスイッチ。背番号「1」は開星の中軸を確実に打ち取り、得点を許さなかった。吉川はその後も安定した投球を続け、8回に1点を失いはしたが、リードを守ったまま最後まで確実に投げきった。打線は中盤に着実に加点。投打両面で実力を出し切って勝利を収めた。

 2010年の1回戦で対戦した両校。息詰まる接戦は意外な形で決着がついた。開星が5―3で迎えた9回、失策で1点差に迫られ、なおも2死満塁のピンチ。それでも、のちにソフトバンクなどでもプレーした開星の先発・白根尚貴は仙台育英の2番打者を飛球に打ち取った。

 中堅へ上がった打球。中堅手は落下点に入り捕球体勢を整えたが、グラブにボールを当てて落球。土壇場での逆転を許した。直後の攻撃では2死一、二塁の好機をつくったが、1番・糸原健斗(現阪神)の左中間への大飛球は左翼手がダイビングキャッチ。9回の攻防が勝負の明暗を分けた。

 今回の対戦では仙台育英が先制を許しながらもすぐさま逆転。着実に得点を積み重ね、勝ち切った。

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