【甲子園】鳥取城北・鈴木欧音 3年前の兄の無念“少し”晴らした4回無失点「いい報告ができます」

[ 2025年8月7日 05:00 ]

第107回全国高校野球選手権第2日・1回戦   鳥取城北0―5仙台育英 ( 2025年8月6日    甲子園 )

<鳥取城北・仙台育英> 5回、登板する鳥取城北・鈴木 (撮影・平嶋 理子)
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 【熱闘博覧会】0―5と劣勢の5回無死二塁から、背番号「10」の鈴木欧音はマウンドに上がった。先発の田中勇飛からボールを受け取ったのは、昨夏と同じ。ただ、2年の夏は鈴木が背番号「1」。「10」が田中だった。リリーフしたものの3与四死球と乱れ、明徳義塾に0―7で敗れた。

 「去年はふがいなかった。リベンジしたかった」と鈴木。実はもう一つの“リベンジ”もあった。仙台育英には、3年前にも鳥取商の兄・志登さんが0―10で敗れていた。弟は強力打線相手に4回2安打無失点。投球回数を上回る5三振を奪い、「2番・遊撃」で2打数無安打だった兄の無念を少し晴らした。「いい報告ができます」と笑顔になった。

 「背番号が10なのは田中の方が上ということ。負けたくない思いはありました」。加藤重雄監督とフォーム改造に励んだことで「軸が安定したことで球速が上がり、変化球で空振りが取れるようになった」。この夏は自己最速147キロを計測した。卒業後は大学に進学してプロを目指す。「甲子園に出たからこその思いを持って、野球を続けます」。胸を張って聖地を去った。(千田 篤史)

 ◇鈴木 欧音(すずき・おと)2008年(平20)2月15日、鳥取県八頭町出身の17歳。小学1年時に船岡スポーツ少年団で野球を始め、八頭ボーイズに所属していた中3時に全国大会出場。鳥取城北では1年秋からベンチ入り。最速147キロ。1メートル80、78キロ。右投げ右打ち。

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