広島、屈辱の44年ぶり阪神戦シーズン9連敗 4年ぶり2桁借金に新井監督「前を向いてやっていきたい」

[ 2025年7月30日 05:00 ]

セ・リーグ   広島0-1阪神 ( 2025年7月29日    甲子園 )

<神・広(16)> 9回、試合を見つめる新井監督 (撮影・後藤 大輝)
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 広島は29日、阪神に0―1で敗れた。今季14度目の零敗を喫し、6連敗。1点を追う7回無死満塁では代打・野間峻祥外野手(32)が投ゴロ併殺打に倒れるなど好機を生かせず、苦手とする相手先発・大竹に今季4勝目を献上した。先発した床田寛樹投手(30)の6回1失点も報われず、阪神戦は44年ぶりのシーズン9連敗。7月は月間3勝15敗3分けの大失速で、21年以来4年ぶりの2桁借金となった。

 願ってもない絶好機に、敵地に詰めかけたコイ党のボルテージは高まった。0―1で迎えた7回。相手失策をきっかけに無死満塁が訪れた。代打の切り札である野間を起用。同点、いや一気の逆転を狙ったが、外角高め直球をひっかけ投ゴロ併殺打に終わった。

 「いろんなところ(球種)に対応しないといけない中で、一番最悪なところに飛んだ。何とか1点でもという中で、ああいう結果になったので、今日の試合は僕のせい(で負けた)かなと思う」

 野間は言葉を絞り出し、敗戦の責任を負った。なおも2死二、三塁と好機は続いたが、大盛が左飛。声援がタメ息に変わった。
 結果的に新井監督の勝負手は不発に終わったが、打つべき手は打った。指揮官は言う。「うちの代打の1番手は野間なので。野間でああいうふうになったら、これはもうしょうがない」

 またしてもやられた。相手先発・大竹の前に、5回まではわずか1安打と沈黙。1点を追う6回は大盛、菊池の連打などで2死満塁と好機を拡大させたが、坂倉が二ゴロに倒れた。拙攻の連続で7回まで左腕に無得点に抑えられ、今季4度目の対戦で4勝目を献上。通算でも大竹の13勝1敗と、突破口がなかなか見えてこない。「ここ一番で(コースを)間違えない投手だなと対戦していて思う。次の対戦もあると思うので、前を向いてやっていきたい」。新井監督は雪辱を期した。

 屈辱の一夜となった。阪神戦のシーズン9連敗は、81年5~8月の12連敗(2分け挟む)以来44年ぶり。チームは今季3度目の6連敗で、21年以来4年ぶりに2桁借金となった。ちょうど1カ月前の6月29日時点では貯金2で、首位・阪神を3・5ゲーム差で追う2位。それが7月は月間3勝15敗3分けの大失速で、5位に沈む。打線が得点を挙げれば投手が踏ん張れず、投手が好投すれば好機にあと一本が出ない悪循環。浮上のきっかけを見いだすには、この手で勝利をつかみ取るしかない。(長谷川 凡記)

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