阪神新助っ投グラント・ハートウィグ 米時代同僚だったDeNA・藤浪との投げ合い「非常に楽しみ」

[ 2025年7月29日 05:15 ]

<阪神・ハートウィグ入団会見> 入団会見を終え、笑顔でポーズするハートウィグ (撮影・須田 麻祐子)
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 阪神のグラント・ハートウィグ投手(27)が28日、兵庫県西宮市の球団施設で入団会見に臨んだ。中継ぎとして期待される最速156キロ右腕は、メッツ傘下3Aシラキュース時代に同僚だったDeNA・藤浪との投げ合いを熱望。米国のマイアミ大時代は医師を目指していた過去もあり、デュプランティエと同じく頭脳派の一面も持ち合わせる新助っ人が、独走Vを加速させる。

 ハートウィグは報道陣から元同僚・藤浪との関係性について問われると、ニヤリと笑った。メッツ傘下3A時代、野球談議を頻繁に交わした間柄。にこやかな表情を浮かべたまま“友情マッチアップ”を熱望した。

 「(対戦は)非常に楽しみです。彼のえげつない剛速球をまた見られる。あれだけの球を投げる投手を、また目の前で楽しみたい」

 互いをリスペクトし、ともに学んだ。良き相談相手として「アメリカの野球に順応していこうという頃によく話していた」と藤浪の言葉に耳を傾けていたが、その藤浪の姿からは試合前の準備など米国では珍しいとされるアップ法などを吸収した。人生とは分からない。同じユニホームを着ていた2人が今度は、敵と味方に分かれて投げ合うことになる。

 マイナー通算奪三振率は11・48を誇る。最速156キロの直球に加え、投球割合の大半を占める150キロ台のツーシーム、大きく横に滑るスイーパーで空振りを誘う。サイドハンド気味のアングルから球を投げ込むことも特徴の一つで、「右、左どちらにも嫌な角度で投げ込める」と自信をのぞかせた。

 そんなドクターKの日本球界への順応は早そうだ。マイアミ大時代は医師を志したという秀才。米国の名門・ライス大出身のデュプランティエのように、自分自身と相手打者の分析を得意とする頭脳派だ。「今の野球界では数字の面を大事にしないといけない。アナリストの方に手伝っていただきながら、研究することが大切」。持ち前の記憶力で、日本の打者をすぐにでも丸裸にするつもりだ。

 会見前日の27日は、DeNA戦を甲子園で観戦した。そこでは虎党の熱狂ぶりに心を打たれた。「熱い応援の中で投げるのが本当に楽しみ。最高のパフォーマンスを届けたい」。優勝へひた走るチームで腕を振り、マウンドで大歓声を一身に浴びる時を思い描いた。(松本 航亮)

 《MAX156キロ右腕アラカルト》
 ☆生まれ&サイズ 1997年(平9)12月18日生まれ。米国ミシガン州デトロイト出身の27歳。1メートル96、106キロ。右投げ右打ち。

 ☆球歴 MLBドラフトでの指名はなく、21年にメッツと契約。23年6月19日のアストロズ戦でメジャーデビュー。今季はメッツ3Aで21試合に登板。メジャー通算32試合で5勝2敗、防御率5.14。マイナー通算130試合で16勝10敗24セーブ、防御率3.42。

 ☆愛称 米国でのチームメートからは、「ウィギー」の愛称で呼ばれていた。

 ☆特技は“セルフ診断” 医学の道を志していたこともあり、体の異変にすぐ気づくことができる。「体のどの部分がおかしいというのは、ある程度わかります」

 ☆トミー・ジョン手術で投球スタイル変化 もともとオーバーハンドで投げていたが、大学時代にトミー・ジョン手術を受け、リハビリ中にサイドハンド気味に変更。「自分にとって良い角度を見つけられた」 

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