イチロー氏 米野球殿堂入りで約19分間英語スピーチ「招待する期限は切れました」イチ流ジョークも交える

[ 2025年7月28日 06:00 ]

米野球殿堂入りし、英語でスピーチしたイチロー氏(AP)
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 米野球殿堂入りしたイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が27日(日本時間28日)、米ニューヨーク州クーパーズタウンで表彰式典に参加し、英語でスピーチした。

 ブルーのネクタイに紺のスーツで登場したイチロー氏は「ありがとうございます。今日は新人だった時の感情です。そして、この面々の前でまた新人の気持ちです。温かく迎えてくださりありがとう。51歳なのでお手柔らかに。皆さん、楽にいきましょうよ」などと英語でスピーチし、背番号「51」のユニホームを着た大勢のファンに語り掛けた。

 スピーチでは「シアトルで素晴らしいチームに加えてもらえて感謝します。人生観を学んだ」と話した一方で「1シーズンの262安打は記者に評価されますが、だからといってなんなんでしょう。私に投票しなかった1人の記者を家に招待すると言っていましたが、期限は切れました」などとジョークも交えた。スピーチの要所、要所でジョークを交える度に、場内からは笑い声も漏れるほど聴衆に引き込まれた。

 さらに「目標は可能になる。どうやってたどり着くかを考える」と野球選手としてのモチベーションを語り、マリナーズやヤンキースなど所属チームでの様々な出会いに感謝の思いを口にした。

 また、感謝の気持ちは「私をずっと支えてくれたのが妻でした。彼女は安定した“チームメート”でした」とメジャーリーグでの19年間、前向きになるように支えてくれた弓子夫人(59)の名前も出して感謝。白いドレス姿で会場で見守った弓子夫人も笑みを見せる一幕があり、約19分間のスピーチ後には「イチロー」コールも沸き起こった。

 前夜祭でのパレードでは約1万人のファンが集まり、弓子夫人とトラックに同乗。会見では現役時代から同地に足を運び続けた理由、オリックス時代に「イチロー」の登録名で売り出してくれた故仰木彬監督への感謝の思い、現代野球への新たな視点などを語った。

 イチロー氏はメジャー19年間で通算3089安打を放っている。

 ▽野球殿堂博物館 1939年に、マンハッタンから車で北へ約4時間弱、315キロ離れたクーパーズタウンに開館した。緑と湖に囲まれた人口2000人に満たない小さな町だが、野球発祥の地として同地に造られた。ただ、現在は研究者によって野球の起源ではないことが証明されている。1800年代からの野球の発展に貢献した選手、監督、審判ら関係者のレリーフや道具などが展示されている。

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