「僕はHRダービーのチャンピオンだ」8歳のローリーが叶えた20年越しの夢 家族の絆で栄光つかむ

[ 2025年7月15日 16:31 ]

ホームランダービーで優勝を飾り記念撮影するマリナーズ・ローリー(中央)と打撃投手を務めた父トッド・ローリーさん(左)と捕手を務めた弟トッド・ジュニアさん(ロイター)

 大リーグのオールスター戦前日恒例となっているホームランダービーが14日(日本時間15日)、ブレーブスの本拠ジョージア州アトランタのトゥルーイスト・パークで行われ、マリナーズのカル・ローリー捕手(28)が捕手では史上初めて優勝した。大リーグ公式サイト「MLB.com」は優勝の背景にあった家族の「絆」を報じている。

 ローリーにとって20年越しの“夢”を叶えた瞬間だった。先日、マリナーズがホームランダービーを迎えるにあたり、1本の動画を紹介。そこには8歳のローリーが映り、バットを手に「僕はホームランダービーのチャンピオンだ!」とおどけた様子で口にしている。

 20年後、この動画を撮影したの父トッド・ローリーさんがマウンドに立って打撃投手としてローリーに投げ、15歳の弟トッド・ジュニアさんが捕手役で打席に立つローリーを鼓舞。家族3人で力を合わせ、栄光をつかんだ。

 1回戦では17本でアスレチックス・ルーカーと並んだが、本塁打の最長飛距離でローリーが470.62フィート(約143・44メートル)、ルーカーが470.54フィート(約143・42メートル)で、その差はわずか2・4センチほどだった。

 ローリーは「ギリギリだったよ。ビスケット1枚」で1回戦を勝ち抜くと、準決勝で大差を付けてパイレーツ・クルーズに勝利。決勝でもカミネロを破って王者に輝いた。

 父トッドさんは野球指導者で、息子と夢の舞台に立ち「私はどれほど幸運で恵まれているか、言葉では言い表せません。家族で成し遂げられたことは、本当に特別なことです」と感無量の様子。

 弟トッド・ジュニアさんは15歳ながらすでに巨体のローリーを上回る身長1メートル90センチ超の将来有望な捕手という。会見では優勝で得た豪華グッズを全部自分のものにするとジョークを飛ばして笑い、13歳離れた兄ローリーの尊敬しているところとして「全部だよ」と回答。ローリーも優勝後のインタビューで「家族でつくった記録。打席で捕手をやった弟が僕を元気づけてくれた。リズムに乗って勝ち取ることができた」と胸を張った。ローリー家にとって忘れられない1日となったようだ。

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