阪神・佐藤輝 サンデーにウル虎強い7本目「かなりいい感じ」自己最多もう並んだ24号

[ 2025年7月14日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神2-1ヤクルト ( 2025年7月13日    甲子園 )

<神・ヤ(13)> 6回、佐藤輝は先制の2点本塁打を放つ (撮影・須田 麻祐子)
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 阪神は13日、ヤクルトに2―1で競り勝ち、今季2度目の5カード連続勝ち越しを決めた。佐藤輝明内野手(26)が0―0の6回無死二塁から、右翼へ先制の決勝2ラン。打球速度181キロは球団最速で、入団1、3年目にマークした自己最多タイの24本塁打に早くも並んだ。日曜日は今季の曜日別最多7発目で、貯金も同最多タイとなる19。頼れる4番の豪快な一振りで、またもセ・リーグの貯金を独り占めした。

 直前まで聖地・甲子園を包んでいたのは重苦しい雰囲気だった。4、5回と満塁を築きながら無得点。そんな虎党のため息が杞憂(きゆう)に終わるほどの快音を残したのは主砲・佐藤輝のバットだった。無死二塁で迎えた6回の第3打席。カウント2―2からヤクルト・アビラの内角低めのチェンジアップにスイングを仕掛けた。 

 「何とかヒットを打ってね、先制点というところでした。ちょっと普通の曲がりとは違うね、チェンジアップなんですけど、うまく対応できた。(感触も)かなりいい感じだったと思います」

 甲高い打球音とともに、飛び出したすさまじい打球は右翼席へと消えていった。バットを放り投げた確信弾は、右翼から左翼方向へ強く吹いた聖地・特有の浜風をも切り裂いた。1、3年目に記録した自己最多に並ぶ24号の先制2ラン。日曜日のアーチは7本目で、誰よりもファンを思う男は、週明けから気持ち良く職場や学校へ向かいたい虎党の心情を誰よりも理解する。

 「(今年一番の感触?)どうですかね。かなりいい感じだったとは思います」

 好調の要因は数字でも顕著に表れる。打球速度は驚異の181キロ。データ公開が始まった21年以降では最速だった、6月8日に森下がマークした179キロを2キロ更新した。メジャー屈指の強打者にも見劣りしない速度は、バットを構えてから無駄のないスイング、自らが理想とするスイングプレーンを体現できている証拠だ。それでも飽くなき向上心を持つ背番号8は「まあまあじゃないですか。はい」。“驚弾”の一撃を披露してもなお、さらなる進化の余地があることをにおわせた。

 熱狂に包んだ放物線を架け、球団の生え抜きでは85年の掛布雅之以来となるシーズン40本塁打、100打点ペースに乗せた。

 「いや、もう本当に(本塁打は)いいペースで来ていると思う。まだまだ打ちたいなと思いますけど」

 打率・288はリーグ6位だが、1位の中野に1分6厘差。24本塁打、62打点はともにリーグトップで、主要打撃部門の3冠も狙える位置につける。今年の背番号8に、いったん停止はない。(石崎 祥平)

 ○…佐藤輝(神)が6回の24号2ランで早くも新人の21年と23年に並ぶ自己最多とした。本塁打と並んでリーグトップの打点も62に伸ばし、シーズン40本塁打、104打点ペース。阪神でシーズン40本塁打、100打点以上なら10年のブラゼル(47本、117打点)、日本選手では05年の金本知憲(40本、125打点)、生え抜きでは85年の掛布雅之(40本、108打点)以来となる。

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