【高校野球】鹿児島実がコールド発進 ソフトバンク大野稼頭央を兄に持つ純之介が快投

[ 2025年7月7日 06:00 ]

第107回全国高校野球選手権鹿児島大会1回戦   鹿児島実10―2鹿児島高専 ( 2025年7月6日    平和リース )

<鹿児島実・鹿児島高専>6回2失点と好投した鹿児島実の大野
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 鹿児島大会は1回戦4試合が行われた。鹿児島実は鹿児島高専に10―2の7回コールドで勝利した。ソフトバンクの大野稼頭央投手(20)を兄に持つエース右腕の純之介投手(3年)が、6回4安打2失点に封じた。

 くりっとした瞳は兄とそっくりだ。鹿児島実はエース右腕の大野が6回2失点の好投。3年ぶりの甲子園に向け「いいボールが投げられなかった」と自己採点は低かったが、チームを勝たせるという役割をしっかり果たした。

 昨秋から選抜で全国優勝の経験がある名門の背番号1を背負う中、春季大会は3回戦で敗戦。直後に右肘を痛め公式戦での登板はそれ以来だった。初回に先制される苦しい展開。「ちゃんとしなきゃいけない」という焦りから思うように腕が振れなかったと語る。それでも120キロ台の直球にカーブやチェンジアップなど緩急を駆使して試合をつくった。

 3兄弟の三男で長男はソフトバンクの3年目左腕・稼頭央だ。6月1日の楽天戦で1軍デビューし1回無失点と好投。2試合に登板して防御率0・00とブルペン陣の一角として奮闘している。連絡こそ取り合っていないが、活躍はチェックしており「うれしいです」と目を輝かせる。次男の幸乃進(ゆきのしん)は青森大の野球部で奮闘中。離れていても絆は固い。スタンドから見つめた母のなつきさんは「3人とも仲が良くて、帰ってきたら野球の話ばかりしていますよ」と証言。切磋琢磨(せっさたくま)する関係だ。

 昨夏は誰一人ベンチ入りできなかったことから“鹿児島実史上最弱”とハッパをかけられてきた大野の世代。この夏の目標は「甲子園に出ることです」と言い切った。兄が成し遂げられなかった夏の甲子園の土を踏み「最弱」を返上する。 (杉浦 友樹)

 ◇大野 純之介(おおの・じゅんのすけ)2007年(平19)4月26日生まれ、鹿児島県奄美大島出身の18歳。小学1年時に龍郷野球スポーツ少年団で野球を始める。朝日中軟式野球部時代から本格的に投手。鹿児島実では1年秋に初めてベンチ入り。1メートル67、72キロ。右投げ右打ち。

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