巨人・伊織8勝 新エースが連敗止めた!自己最多タイ10K チームは5割復帰、3位浮上

[ 2025年7月5日 05:28 ]

セ・リーグ   巨人1―0広島 ( 2025年7月4日    東京D )

<巨・広>試合後、ファンとの記念撮影に笑顔の山崎(撮影・白鳥 佳樹) 
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 巨人・山崎伊織投手(26)が4日の広島戦で8回3安打無失点、自己最多に並ぶ10三振を奪い、リーグトップタイの8勝目をマークした。6人が7勝で並んでいた最多勝争いで、阪神・村上頌樹投手(27)とともに一歩抜け出す、今季最多126球の力投を見せた。チームの連敗は3で止まり、勝率5割に復帰。3位に浮上した。

 振り絞った。0―0の8回2死二塁。山崎に迷いはなかった。中村奨に対してフルカウントから今季最多126球目に選択したのは、フォークだった。少し甘く入ったが、左飛に打ち取ると自然と笑みがこぼれた。

 「(前カードで)阪神に3試合負けちゃったんで、ここでしっかりと止めて3連勝できるようにと思ってました」

 今カードは「TG fes.~好きを全力で~」と題して開催。「TOKYO GIANTS」と「TOKYO GIRLS」の頭文字を取って名付けられ、女性ファンのためのさまざまな企画も実施。この日、いつもとは違いホーム用のユニホームに「TG」ロゴキャップをかぶった右腕には、黄色い声援も注がれた。

 その2種類のユニホームをまとって、2種類の決め球を操った。いつも以上に女性ファンの歓声が響く中でも、山崎はいつも通りだった。最速151キロの直球と開幕前に握りを浅くして球速が増したフォークを丁寧に低めに集めた。村田総合コーチが「カウント球としても使えるし、別球種ぐらいの認識かな。フォークとスプリットで」と明かしたように、カウントに応じて2種類のフォークを使い分けた。8回1死二塁では森下に10球粘られてもフォークを連投し、最後はスライダーで自己最多タイの10奪三振。続く中村奨は144キロフォークで仕留めた。

 自身は「粘り強くやってきた結果」と多くは語らないが、フォークの比率は昨季の15・6%から29・9%に大きく上昇。阿部監督は「戸郷がファームに行きましたけど、自覚を持ってやってくれている」とチームを支える成長に目を細めた。

 前カードの甲子園では首位・阪神に全て1点差で3連敗。ゲーム差も6・5まで開いたが、打席でも2安打を放つなど投打で躍動し「自分のやるべきことは変わらないので、これからも粘り強く、いい投球ができるように頑張っていきたい」。トップに立つ勝利数、防御率、勝率に加え、奪三振数はトップのバウアーと7個差の2位と投手4冠も射程圏内。5年目右腕が覚醒の時を迎えている。(村井 樹)

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