日本ハム・水谷 通算5本目の先頭弾、自身初の1試合2本塁打 3安打3打点に「出来過ぎ」

[ 2025年7月5日 05:24 ]

パ・リーグ   日本ハム7―1楽天 ( 2025年7月4日    エスコンF )

<日・楽>7回、ソロを放ち雄叫びをあげる水谷(撮影・高橋 茂夫)
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 首位陥落から一夜明け、本拠地での移動ゲーム。重苦しい空気を変えたのは、日本ハムの斬り込み隊長だった。初回先頭の水谷が今季初の先頭打者アーチ。これ以上ない会心の一撃で、連敗中のチームに勢いを与えた。

 「個人的にも久しぶりの1番。流れを持ってきたかった」

 カウント2―2からの5球目、145キロ内角低め直球に反応。まるでゴルフスイングのように振り払い、弾丸ライナーで左翼席へ突き刺した。6月28日の西武戦以来となる6号ソロは通算5本目の先頭弾。楽天戦は4本目、そのうち3本が早川からとキラーぶりを発揮した。新庄監督も「凄いホームラン。あれ何番アイアン?」と、おどけて絶賛した。

 さらに、1―1で迎えた3回1死一塁では左中間を破る勝ち越しの適時二塁打を放った。チームにとって4試合ぶりのタイムリーが呼び水となり、この回5安打を絡めて一挙5得点と打線が爆発。さらに7回先頭では自身初の1試合2発となる左越えの7号ソロと、3安打3打点の暴れっぷり。今季初の決勝打に「出来過ぎですね」と、お立ち台で自賛した。

 人前では陽気で前向きな水谷だが、今季は一人恐怖心と闘っていた。ソフトバンクから現役ドラフトで移籍1年目の昨季はプロ6年目で初出場。交流戦では史上最高打率でMVPも獲得したが、それが逆にプレッシャーとなった。先月3日に再昇格した際、親しい友人には「不安は持ち合わせている」と打ち明けていたが、見事、はね返してみせた。

 チームの連敗を3で止め、首位オリックスとはゲーム差なしで2位に浮上。前夜に「明日(4日)から開幕戦」と、位置づけていた新庄監督は「ここから接戦はファンの方たちも楽しいし、選手も楽しいだろうし。これが1カ月半ぐらい続いて、さあどこが抜け出すか」。頼もしい男が、再浮上へのキーマンとなる。 (清藤 駿太)

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