ソフトバンク・柳町がトンネル抜けた! 30打席ぶりヒット「心は楽にはなりました」

[ 2025年7月5日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク0―1西武 ( 2025年7月4日    みずほペイペイD )

<ソ・西>7回、安打を放つ柳町(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 トンネル抜けた!打撃が急ブレーキだったソフトバンクの柳町達外野手(28)が4日、西武戦で30打席ぶりの安打を放った。3番から6番に打順を下げ、7回の第3打席で相手先発・武内から左前打。交流戦MVPが復調の足がかりをつくった。試合は0―1で敗れ、リバン・モイネロ投手(29)は8回1失点ながら今季初黒星。開幕連勝が7で止まった。チームの連勝は4で止まり、3位に後退した。

 いつも通りに打席で大きな瞳を見開き、きっちり捉えた当たりは得意のヒットゾーンである左前で弾んだ。柳町のバットから7試合30打席ぶりに快音が響いた。トンネルから抜け出し、「ほっとしました。何とか早く一本欲しいなと思っていて。心は楽にはなりましたね」と安堵(あんど)していた。

 0―0の7回2死での3打席目だった。カウント2―2から西武の先発・武内が内角寄りに投じたツーシームを仕留めた。6月22日の阪神戦の第1打席で右前打を放って以来の安打。リーグ戦再開後は初めて「H」ランプをともした。

 ブレークから一転して急ブレーキがかかっていた。交流戦で12球団トップの打率・397、出塁率・474をマークし、初のMVPに輝いた。その直後に陥ったスランプ。「最近は球を見過ぎていたので、差されないように始動を早くしていた」と工夫して試合に臨んだ。

 この日は久しぶりに中軸から外れた。6月3日の中日戦から20試合連続で3番を任されていたが、6番まで打順が下がった。2回の第1打席は空振り三振に倒れ、5回の第2打席は遊ゴロに凡退したが、最後の打席で結果を出し、「原点に返って追い込まれながらもレフトに。球の内側にバットを入れられたし、良かったと思う」と復調のきっかけをつかんだ。

 試合前、小久保監督から直接ハッパをかけられた。「ひと皮むけるため、どうもがくかがチャンス。人の成長は極端な方がいい。闇は深ければ深いだけいい。苦しい時間を後で振り返ったときに“有意義な時間やった”となるようにしなさいとは伝えた」と指揮官は明かした。「外されない選手にはなっているので」と欠かせないレギュラーとして期待した上での言葉だった。

 チームは今季6度目の零敗で連勝が4でストップした。順位は3位に後退したが、柳町の快音復活は明るい材料だ。「もっともっと打ちたいと思う。明日が重要ですね」とすぐに次へと視線を向けていた。 (井上 満夫)

「ソフトバンク」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年7月5日のニュース