ドジャース・大谷 プレートに足置く位置も“二刀流” 真ん中、一塁側で使い分けたその狙いとは――?

[ 2025年6月24日 01:30 ]

ナ・リーグ   ドジャース13―7ナショナルズ ( 2025年6月22日    ロサンゼルス )

ドジャース・大谷の(左から)セットポジションでの投球とノーワインドアップでの投球。プレートに置く足の位置が違う(ともに4月5日撮影)
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 【ヤナギタイムズ】日本ハム時代の13年12月からドジャース・大谷を本格取材し、TBS系情報番組「ひるおび」、「ゴゴスマ」などに随時出演する本紙MLB担当・柳原直之記者(39)の連載コラム「ヤナギタイムズ」。今季の「投手・大谷」はプレートに足を置く位置も「二刀流」で臨んでいる。試合前ブルペンを頭上から観察し、その狙いを考察した。

 試合開始20分前になると、左翼ポール奥に位置するドジャース側のブルペン周辺は、大谷の投球練習を一目見ようと、群衆がごった返していた。慌てて5階から見ようとすると警備員に制され、今度は7階へダッシュ。大谷のブルペンをほぼ頭上から観察する機会に恵まれた。

 これまでとの大きな違いは投手板の使い方だ。先に22球を投げたノーワインドアップ時は真ん中を踏み、インターバルを取った後のセットポジション時の9球は、一塁側を踏んでいた。実際、試合でも踏み分けていた。

 相手投手と踏む場所がかぶると投げにくいという理由で一塁側を踏むことはあったが、走者の有無にかかわらずセットだったメジャー移籍後は、主に投手板の真ん中を踏んでいた。

 投手板の真ん中を踏むと両コーナーに制球しやすくなり、一塁側なら右打者への内角、左打者への外角の角度をつけやすくなる。この日は投げなかったが今季からブルペンで多投するシンカー(ツーシーム)とも好相性だ。セット時に、腰の負担軽減効果も期待できるのかもしれない。

 今季取り入れたノーワインドアップは「(ミットまでの)ラインが出ているかどうかが一番大事なところ」と話していたが、なぜ有走者時と無走者時で投手板の位置を使い分けるのか。感覚的なものなのか。この日の大谷の日本メディアの取材対応は3問限定。最前列で「ブルペ…」、「今日は…」など声高に叫んだが、激しい質問争奪戦に競り負け、ジ・エンド…。疑問は残ったが、大谷の引き出しの多さや変化を恐れない向上心が、ここまでの復活劇を支えていると実感した。

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