強打のカブス打線を7回無失点 ナショナルズ左腕ゴア、奪三振率36.3%でメジャーの三振奪取王に

[ 2025年6月5日 13:24 ]

7回3安打無失点と好投したゴア(AP)
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 ナショナルズのマッケンジー・ゴア投手(26)が4日(日本時間5日)のカブス戦に先発。7回を投げて3安打無失点、7奪三振の好投で2―0の勝利に導いた。108奪三振は全体1位。奪三振率は36.3%となっている。

 ナショナルズが2022年のトレード・デッドラインで、生え抜きのスーパースター、フアン・ソトをパドレスに放出したとき、狙いは複数のスター選手を中心に将来の中核を築くことだった。大リーグ公式サイトはその構想が実を結びつつあると報じている。

 野手でジェームズ・ウッド、CJ・エイブラムスが成長、そして先発ローテーションではゴアがエース格になっているからだ。ゴアは23年は防御率4・42、24年は3・90だったが、今年は2・87である。今季の奪三振率は36.3%。この数字に匹敵するのは、あのランディ・ジョンソンが2001年に記録した37.4%だけだ。

 武器は鋭く落ちるカーブとスライダー。平均95.4マイル(約153.5キロ)のフォーシーム(直球)がその布石となっているが、カーブは今季、投球全体の23.8%を占めており、37個の三振を奪っている。カーブの空振り率(Whiff%)は46.7%。このカーブは、ゴアが今季球速を少し落とし縦横の変化量を大きくしたことで、「良い球」から「エリートな球」へと進化した。

 スライダーも使用率12.4%と3番目の球種ながら、期待wOBA(被打撃指標).160、彼の球種の中で最も優れた成績になっている。スライダーの空振り率は49.4%だ。

 この2つの変化球での55個の三振を奪っている。その上で、フォーシームで23個、カッターで14個、チェンジアップで9個と多彩な球種で三振を奪う。

 投球が安定した理由はコントロールが良くなったことだ。22年、パドレス時代のゴアは、70回で37四球、与四球率は12%と制球難が課題だったが、移籍後は毎年改善。2023年は9.8%、2024年は8.9%、2025年は7.2%、今季、初めてリーグ平均(8.4%)より勝った。過去3年は平均以下だった「チェイス率(ゾーン外の球へのスイング率)」も、今季は31.8%まで上昇。ボールを振らせることもできる。ゴアは現時点でシーズン287奪三振ペースとなっている。

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